著者 : 高梨愉人
この恋が君を殺すまでこの恋が君を殺すまで
高1の紗季は、ある日通学中の電車内で、 同じ高校の男子生徒が発作を起こした子供を助ける姿を目撃する。 彼は周囲との交流を一切絶ち、 いつもひとりで音楽を聴いているクラスの嫌われ者・孝士だった。 意外に思うと同時に興味が湧いた紗季。 生徒会副委員長で積極的な性格の賢太郎を巻き込んで彼への接近を試みるが、 徐々に心を開いていく孝士が見せる、不器用な優しさや正義感に惹かれるように。 やがて夏祭りで想いを告げるものの、 孝士から返ってきたのは「お前を人殺しにしたくない」 という衝撃の一言でーー? 恋が命を蝕む奇病【恋滅症】が存在する世界で、 ひたむきに想い合う少年少女を描く感涙の恋愛小説。 ■著者プロフィール 高梨愉人(たかなし・ゆじん) 「エブリスタ」に投稿していた作品『二度目の過去は君のいない未来』(集英社文庫)でデビュー。そのほかの著作に『余命一年、夫婦始めます』(ポプラ文庫ピュアフル)がある。
余命一年、夫婦始めます余命一年、夫婦始めます
仕事一辺倒に生きてきた瀬川拓海は、ある日、突然の余命宣告を受ける。失意の中、通院時に偶然知り合ったのは、天真爛漫な女性・葵だった。拓海と同様、余命いくばくもないという葵は「死ぬ前に結婚を経験してみたい」という突拍子もない理由で、拓海に同棲の話を持ちかける。ふたりは夫婦として叶えたい6つの目標を作成し、残された1年で疑似夫婦生活をスタートすることに…?限りなく切なくて温かい、恋と愛の物語。
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