著者 : 鳥取砂丘
山育ちの冒険者 この都会(まち)が快適なので旅には出ません 2山育ちの冒険者 この都会(まち)が快適なので旅には出ません 2
山を出て都会で冒険者になった、元狩人のステル。 彼は相変わらず冒険の旅に出ようとせず、都会で快適な日々を過ごしていた。 ある日、ステルは街の一流ホテルで開催される『魔剣の展示会』の警備を頼まれる。どうやらその魔剣が、魔法結社に狙われているらしい。剣姫と呼ばれる有名な冒険者と一緒に任務にあたるステルは、今回も山育ちゆえの規格外の身体能力で大活躍! その実力に見合わない低級冒険者という肩書きで周囲を驚かせるのも、いつも通りのことでーー。 「ステル君は九級冒険者です」 「きゅうきゅう!? おかしくない? 冒険者協会おかしくない?」 とうとう展示会がスタートするが、何事も起こらない……なんてことは、やっぱりないわけで!? 山育ちの冒険者の都会ライフ、第二幕スタート!
山育ちの冒険者 この都会(まち)が快適なので旅には出ません 1山育ちの冒険者 この都会(まち)が快適なので旅には出ません 1
山で育った狩人の子、ステル。彼は育ての母から山を出るように言われ、王国内で一番大きな街へ向かう。そこは魔導具があふれ、山とは比べ物にならないほど快適だった! ステルは駆け出し冒険者として簡単な依頼を受注することからはじめるのだが、最強の狩人として育てられたゆえの規格外の身体能力は、すぐに多くの人の知るところとなりーー。 「私達と一緒に外の世界に冒険にいこう!」 「残念ですが、もっとこの都会で暮らしてみたいので……」 冒険者なら誰しも外の世界に憧れて旅に出るはずなのに、ステルは全然“冒険”しようとせず、今日も今日とて街で楽しく過ごす!? 武器は木剣、防具は布、なのに最強! 山育ちの冒険者の都会ライフ、スタート!
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