著者 : 鹿毛おどり
指結びの錬金術師 〜手を繋いでなければ死んでしまう少女と、錬金術が使えない不能の少年〜(1)指結びの錬金術師 〜手を繋いでなければ死んでしまう少女と、錬金術が使えない不能の少年〜(1)
一流錬金術師を目指す多種族の学生が通う超名門校、アースフェリア錬金術学院。 錬金術が使えない無能だが「唯一無二の力」を持つ少年と、「死に至る病」に侵された天使の少女が出会う時、世界は大きく動き出す──
巡る冬の果てで、君の名前を呼び続けた(1)巡る冬の果てで、君の名前を呼び続けた(1)
勇者によって魔王は討ち倒され、この世界から魔王の脅威はなくなったーーだが世界は平穏を手にすることはできなかった。決戦時の強大な魔力の余波が、人類を侵し滅びをもたらしてしまったのである。 世界の平和と人々の命を守るために尽くした勇者一行の一人・魔法師エルメもその例に漏れず、大切な人を失い、自らの死期もそう遠くないことを悟った。 孤独となり自身の存在意義と未来を見失った彼女は、がむしゃらに王都から飛び出した先で、アンデッドの少年と出会う。 不思議な彼に勇気を貰い、余命わずかな少女と不死の少年は、終わりゆく世界を巡って、幸せな思い出と生きた証を後世に残すことを目指す旅に出るーー
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