著者 : Akeo
彼女のカノジョと不純な初恋2彼女のカノジョと不純な初恋2
「つかさ、ごめん。私、赤点取っちゃった……」 というわけで私・ユキのひとり暮らしは終わり。つまり、つかさとの同棲生活もおしまいーー嫌だ。嫌だけど約束だからどうしようもない。先生や香織さんに相談したけど私は無力。でも不安を隠すため、つかさに言っちゃった。玲羅さんのところに戻りなって、本音と真逆の最低な建前を。ダメな私を励ましてくれたのは、中学からの親友・弓莉。つかさとの同棲には反対のままだけど、諦める方が私らしくないって。ありがとう、弓莉。私、本当はどうしたいのかを、もう一度とつかさに伝えたい。だけど急いで家に帰った私は、見たくないものを見てしまった。 イビツな四角関係の先、衝撃の結末に再びゾクゾクが溢れ出すーー!
彼女のカノジョと不純な初恋(1)彼女のカノジョと不純な初恋(1)
「わたしが勉強を教える代わりに、夏休みまでユキの家に泊めて」 次に赤点を取ったらひとり暮らしはおしまい。崖っぷちの私・ユキは学校で随一の美人・つかさの提案を流されるまま受け入れた。 でも、私見ちゃった。つかさが公園で同級生の女の子とキスをしていたところを。妙に近い距離感で私を何度も困らせてくるつかさは、まさかの「カノジョ」持ち。友達の弓莉には、女同士でも「浮気」じゃないかって同棲に反対されたけど、つかさはどこ吹く風。でも私の学力は上がってきてるし、つかさとの生活も楽しく感じはじめている。「恋愛感情がなければ浮気じゃない」ってそうかもしれないけど、けどーー --大丈夫、私が恋を知らないままなら、みんな幸せなままだよね?
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