著者 : BUNBUN
高良縊想星は同級生の羊本くちなに窮地を救われた。その礼を言わなければならない、と始めた手紙は、白森明日美、茂江陽菜、林雪定の三人を巻き込み交換日記に発展する。 初めての交換日記を楽しんでしまったくちなは、楽しいことが苦痛で仕方ない。自分のその考え方の背後には全人会の長である大御影宮古彦がいることを知る彼女は、友人との交流か、あるいは平和か、二つを天秤にかけた選択を迫られる。 さらに、想星の仕事にも不穏な影が。情報は漏れていないはずなのになぜか仕留めきれない犯罪者集団の長。任務を妨害するように出現する、謎の全裸鋼鉄男。ちょっぴりダークなラブコメ、第三弾。
高良縊想星は同級生の羊本くちなと友だちになりたかった。なれそうな流れだった。何しろ羊本はただの同級生ではない。同業者で、なおかつ互いの「チート」が奇跡的に噛みあっているのだ。ところが、羊本に一方的に避けられて想星は困惑。そんな二人の様子に気づいて、やはりただの同級生ではない、想星の元カノ(一応)白森明日美が動きだす。同級生の茂江陽菜らを巻きこんだ白森の「計画」は雪解けを招くのか。一方、想星には「仕事」もある。ついでに命の残機を増やしておきたいところだが、文字どおりの死闘続きでそれどころではなく、学校生活にまで影響が…!?ちょっぴりダークなラブコメ、第二弾。
高良縊想星はどこにでもいる普通の高校生になりたかった。好きで選んだわけではない「仕事」を隠して通う学校で、なぜかクラス一の美少女・白森明日美に告白されて付き合うことに。舞い上がる想星だが、放課後や休日は「仕事」に追われてデートすらなかなかできず、すれ違う二人。そんなある日、想星は「仕事場」で少し不思議な同級生・羊本くちなを目撃する。実は、想星の「仕事」は暗殺者。どうして彼女がこんなところにー絡み合う恋は甘くて苦く、せつなくて、なりたい「普通」は近くて遠い。殺して命を奪う彼と、ふれただけで命を奪う彼女。ちょっぴりダークなラブコメ、開幕。
サンクチュアリ・トロイアから帰還した蓮と梨於奈は、つかの間のバカンスを楽しんでいた。結社の力をさらに強めるため、蓮との政略結婚を提案されて動揺する梨於奈。そんな二人の前に「侯爵」を名乗る新たなる神殺しが出現!圧倒的な力で蓮たちを退け、北欧神話の世界「サンクチュアリ・ミズガルド」に姿を消してしまう。侯爵の狙いは彼の地に眠る魔狼フェンリルの復活と北欧神話における最終戦争「ラグナロク」を引き起こすことだった。神話世界の崩壊を防ぐためにミズガルドに乗り込む蓮と梨於奈。だが、侯爵には恐るべき能力と秘密があった!!雷神トール、戦乙女ヴァルキュリエ、主神オーディン…新たなる英雄が入り乱れる第2巻!!
日本最高峰の陰陽師にして神の生まれ変わりを名乗る美少女・鳥羽梨於奈は怒っていた。新たに彼女の「ご主人さま」となった少年六波羅蓮があまりに無能ゆえに。神話の世界と繋がり、災厄をもたらす異空間『サンクチュアリ』。蓮と梨於奈に課せられたミッションは、神話の筋書きを変え、異世界への門を閉じることだった。だが、蓮は魔術界で最も権威ある結社“カンピオーネス”に所属しながらも、何の力も使えない“素人”だった…!?「必ず神話の筋書きを変えろ、必要ならー神さえも殺せ」神々の王ゼウス、女神アテナ、英雄アキレウス…神々と英雄が入り乱れる世界で、神域への挑戦が今はじまる!
人気TVアニメ『結城友奈は勇者である』1期と2期の間に起こった、もう1つの物語。かつて三好夏凜と勇者の座を争い敗北した、元勇者候補生・楠芽吹の自らの誇りをかけた戦いの軌跡。
女皇照姫と平将門の反乱を抑えきり、ついに皇都の覇者となった征継と志緒理。衛青とも協力して陣営を整えていたが、ついにカエサルが皇都へ向けて出撃。数千騎のレギオンが迫るなか、潜んでいたカエサル派による奇襲で皇都は大混乱に陥ってしまう!衛青、大英帝国のエドワード黒王子率いる軍団と、カエサル軍が激突するなか、総大将である征継はローマの切り札、神箭ジェベと対峙する。悠久の時を越えて導かれる前世の因縁。かつての盟友との決戦に征継のとった行動は…!?さらに、まだローマ軍には謎多き不気味な英雄、ブルートゥスが残されていた…。過去と未来、英雄たちのすべての因果が激突する第7巻!!
照姫と平将門の暴走により混乱を極める皇都東京。ついに全ての騎力を取り戻した征継は、志緒理と共に反撃の機をうかがっていた。だが京都遠征より突如折り返したローマ帝国の将軍・衛青が皇城を制圧、女皇を従え実権を握ってしまう!一方、水面下で征継たちと協力関係にある大英帝国軍は、関西方面で総大将・カエサルとの決戦に挑む。だが、ローマが新たに召喚した正体不明の英雄“ネモ”により、リチャード獅子心王が倒されてしまい…!?志緒理は起死回生を懸けて、江戸城址に眠る聖獣・大国主命を復活させ、新たな力とすることを試みるが…!?復活せし英雄たちの過去と現在がクロスする極大戦記、第6巻!
日本の四国を舞台に、神に選ばれし6人の少女が戦い抜いた人類滅亡の叙事詩ーここに完結。物語は次代の勇者たちへと引き継がれるー。TVアニメ『結城友奈は勇者である』をはじめとするヒット作品を幅広い分野で多数手がける人気シナリオライター・タカヒロ氏と、実力派作家・朱白あおい氏のタッグが送るイラストノベル。特別書きおろし番外編「託されたバトン」収録!
これは、三人の勇者の物語。神に選ばれた少女達のおとぎ話。いつだって、神に見初められるのは無垢なる少女である。そして多くの場合、その結末はー。TVアニメ『結城友奈は勇者である』の2年前の世界ー先代の勇者達の戦いを描くイラストノベル。
マリアたちの決死の敢行で“獄の獄”から完全復活を遂げたトマトクン。激戦のシャッコーに舞い戻ると、かつてない強さで悪魔たちを押し戻していく。そんな中、宙に浮かぶエルデンと共に、伝説の魔導王が姿を現し!?一方、幾万もの悪魔に取り囲まれ、防戦一方のワールオックの孤城に、アジアン率いる昼飯時の援軍が近づいていた。そのわずかな希望に城内の戦士たちは息を吹き返し、秩序の番人がついに攻勢に出るのだった!
苦難の旅を乗り越え、城塞都市シャッコーでZOOの仲間たちとようやく再会したマリアローズ。しかし、トマトクンは死の淵にあった。ボロボロの身体には治療の効果もなく、もはや最期の瞬間まで見守ることしかできないのかと思われた時、彼を救う最終手段が提示される。そのわずかな希望を手に入れるには異界の最深部“獄の獄”に行く必要があると告げられートマトクンを救うため、マリアと仲間たちはさらなる苦難へ突き進む。
エルデン浮上により古代九頭竜の呪いがとけ、地上に凶悪な悪魔と異界生物どもがあふれだし、ついに災厄の時代が幕を開ける。しかし絶望的な状況でも、人間たちは各地で悪魔たちに抵抗を続けるのだった。マリアもまた、不安と恐怖を抱えながらも、持ち前の能力を活かし、新たな仲間たちと日々を生き抜いていた。そんなある日、はぐれていたZOOメンバーの生存情報が!?地獄と化した世界へ踏み出すマリアを待ち受けるものとは!?-。
幾度も侵略を退けたサンランドの魔導兵たちは、ラフレシア帝国軍の前に沈黙し、軍勢はエルデンに迫る。噂と混乱に満ちるエルデンで、あるものは逃げようと奔走し、あるものは絶望に身を投げ、あるものは喧躁に乗じて略奪と殺戮に走るー。そんな中、マリアが、ユリカが、サフィニアが、皆それぞれの時を惜しむように、愛する人との時を紡いでいた。そして圧倒的な破壊の先陣は疾り来たる!!それでもZOOは生き残るために戦う。
「あたしは“ハニーメリー”。ハニーでいい」あー、もうー寝てたのに、寝てたのに。マリアローズの眠りを妨げたのは、輝く瞳の女。マリアはすぐにこの女が厄介事の種だと直感する。女は禁じられた技術に手を出して、組織から追われる機術師ー背を伸ばし、髪と瞳の色を変え、利き腕も変えて逃亡者として生きてきた。マリアに満ちる嫌な予感…。風雲急を告げるエルデンで、蛍光緑のハニーとの出会いがZOOを新たな運命に誘う。
長き因縁に決着をつけ、一時の平安を得たエルデン。ルーシーは着実に歩みを進め、カタリはエルデンデートに、ピンプは盃を重ね、トマトクンは体を休め、ユリカ、サフィニア、マリアローズはパジャマパーティ!?そしてアジアンはいつものように、薔薇の動向を気付かれない距離から見守っていた。だがそこにもう一つ、マリアに不穏な視線を送る影があった。マリアが、アジアンが!恋と世界の秘密に迫るシリーズ14巻。
ZOOの新メンバー、ルーシー。彼の父親は、あのSIXなのか。マリアたちが息の根を止めたはずのSIXが、生きていたというのか。ルーシーにどう接するべきか戸惑うマリア。そして、真偽を確かめるために第八区へと向かい、SIXらしき男と対峙するアジアン。一方、SIXへの復讐を誓う、「秩序の番人」の副長ヨハンは…。「君を一度、この腕で抱けばよかった」-。最も過酷な最後の戦いが幕を開ける!慟哭の新章、第2弾登場。
マリアは、悪漢にさらわれかけていたルーシーを助けトマトクン邸へと招く。お金も行き場もないルーシーは、エルデンで独り立ちしようともがき苦しむ。そんなルーシーはアンダーグラウンドへと誘うマリア。目的地はD3“渾沌峡間”。多くの侵入者が探索に挑戦し、生還できなかった難所でZOOのメンバーたちは…。少し成長したマリアとZOOを襲う新たな試練、ルーシーに秘められていた衝撃の真実。驚天動地の新章、スタート。
ついに幕を開けた“7Sと七つの勝負”。魔術士ルヴィー・ブルームが仕向けた、七つのステージで待ち受ける強敵に挑む、八人の誇り高き仲間たちー捕らえられた“昼飯時”のメンバーを救うため、勝算も定かでない過酷な勝負に、みな爽やかな笑顔で身を投じてゆくのだった。一方マリアも自分の役割と使命を理解し、帰り道なき戦いに挑んでゆくー。戦いの果てにマリアは、そしてアジアンは何を見るのか、そして二人の想いは…。