著者 : POKImari
「クロムさん。わたしを、勇者にしてください」勇者とは命と引き換えに世界を救うモノ。その理に従い勇者クロムは命を落としたーだが、瞳を開けるとそこに少女が立っていた。現世に呼び戻されたクロムに、少女ライラは願う。再び危機に瀕した世界を救うため、自分を勇者にしてくれ、と。そうして始まった二人の不思議な師弟関係。剣と魔術、そして“ほんとうの勇者”の姿をライラは彼から学んでいく。だが彼女が勇者を目指す裏には、とある悲しい理由が隠れていてー第33回ファンタジア大賞“審査員特別賞”を受賞した珠玉の完成度の“王道”ファンタジー
ー二〇九八年。未来都市“ルベルソ”で暮らすひねくれ者の高校生・遊磨安佑はある日、異形の化物“CASクランケ”に襲われる。そんな安佑の窮地に現れたのは、謎の美少女・高園カヤと二つに分かれた仮面ー常人比101%の魂の余剰が齎す超常の力だった。「…これが、カリスマ能力」安佑が覚醒した能力はしかし、何故かカヤと共有されてしまう。迫りくる脅威から逃げるため、二人はバディを組むことになりー!?孤高の少年と孤独な少女が出会うとき、魂を焦がす物語が始まるー!!
戦争末期の壮大な魔術実験の結果、世界でもっとも魔術師たちが跳梁跋扈する楽園ーマギウス・ヘイヴンとなった東京。その治安を守るために作られた、特別高等魔術警察の警察官ーすなわち特高魔術師たちは、魔術師が起こす事件や犯罪に日々立ち向かっている。特高魔術師のひとり・綾瀬覚馬は、まだ高校生でありながら、“人斬り覚馬”の異名をもつ凄腕の魔術師として活動していた。そんな中、北米系の魔術師ギルドから、アッシュという少女が人材交流としてやってくる。覚馬やその同僚の少女・穂積たちと、なごやかな日常生活を送るアッシュ。だが、おりしも街に連続魔術師殺し事件が起きる。そして、その犯人の姿は、アッシュに酷似していて…!?
「ここに最近、多くの呪物が持ち込まれたはずだ。…どこにある?」女子高生と陰陽師の二重生活をしている少女ひよりと、その同居人で魔女術使いの青年レイジの元へと持ち込まれる依頼が急増していた。何者かが付喪神を宿した呪物らばらまいて騒ぎを起こしており、それを調伏して回るレイジ。一方、期末試験のため勉学に励んでいたひよりは、レイジ不在の事務所を謎の黒ずくめに襲撃されてしまう。ピンチに陥ったひよりだったが、相手もどうやら同年代の少女のようでー!?呪具をばらまいた犯人の目的は、そして黒ずくめの少女の動機は何なのか。謎が謎を呼ぶ、ウィザーズファンタジー第二弾、登場!
西洋・東洋の魔術師たちが闇に潜みながら生きる現代。女子高生と陰陽師の二重生活をしているひよりは、同居人の『魔女術』使いレイジと共に行方不明になった父の遺した探偵事務所を経営していた。同業の女性魔術師、史鳳が受けた「箱を探して欲しい」という依頼に協力するひよりだったが、簡単だと思われた箱探しは、時を同じくして発生していた連続殺人事件とも繋がり、事態は思わぬ展開を見せることにー!?半人前とベテランのコンビが紡ぐウィザーズファンタジー、開幕!!
「おれ、綾姉のことが好きだから!」遼平がある日、友人の姉・綾音にそう告白したとき、世界は変わったー。遼平の胸を貫く、綾音の手から伸びた刃。加えて次に彼が目にしたのは、制服姿の綾音と、眼前に立つ巨大な化け物だった。実は、綾音は魔女であり、遼平は彼女を守るシュヴァリエとして、近代魔女同士の決闘ーサバトマリナを戦い抜くことになったのだ!ひとまず戦いを終えた遼平は、綾音とともに学園に通うことになる。だが、魔女やサバトマリナといった存在以外にも、世界へのいろいろな違和感が拭えない遼平。そして、まるで覚めない夢のようなこの世界に遼平を閉じこめているのは、綾音以外に考えられず…!?