著者 : daito
親方日の丸の國鉄入社三年目、鉄道公安隊一年目で二十一歳の俺、境大輔。大阪駅での爆発事故の後処理のため、飯田と五能と鉄道公安隊大阪局にいた。雑務をさせられていた俺たちは、大阪局の誰もが相手にしない爆破予告犯の相手をすることになり、さらに事件に巻き込まれていく。「なんで私がミスコンに!?」事件解決のためとはいえミスコンに出場するはめになったのは…。バブル時代を舞台に、夢の鉄道パラダイス・エンタテインメント新シリーズ第2弾!
警四はここから始まった… 夢の鉄道パラダイス・ エンタテインメント 新シリーズ 出発進行! 親方日の丸の國鉄入社三年目、 鉄道公安隊二年目で二十一歳の俺、境大輔。 成田室長に呼ばれて言い渡されたのは、 小海総裁の勅命による東京中央公安室内に創設の『第七遊撃班』責任者。 そして配属される部下は女子二名……「お前ら……グランドスラムか!?」。 さっそく國鉄本社リデベロップメント部の要請で 機密書類を大阪まで運ぶことになった『第七遊撃班』。 青い車体の國鉄EF65電気機関車、寝台急行銀河でいざ大阪へ。 AA01 グランドスラム 出発進行 AA02 東京中央鉄道公安室・第七遊撃班 閉塞注意 AA03 第七遊撃班の初仕事 場内進行 AA04 大阪行き寝台急行銀河 制限解除 AA05 任務を遂行せよ 定通 AA06 國鉄大阪鉄道管理局庁舎へ 出発警戒 AA07 それが俺達の第七遊撃班 場内停車
残暑の厳しい九月十四日未明。東京都江東区有明の一画に、一夜にして直径五十メートルを超える大穴が空いた。底知れない空洞の出現に、都は対応に追われ、メディアはニュース特番の編集に勤しみ、付近に住む人々は避難を余儀なくされる。 翌日。自衛官・薮木環樹は娘・花音との約束をキャンセルして、この異常事態に対処すべく霞ヶ関を訪れていた。そこで、有明の洞穴から異世界の生物が這い出し、都民を襲っていることを知る。 折り悪く、花音は友人と共に、イベントが開催されているビッグサイトに向かったはずであったーー。