著者 : gacchi
生まれ持った髪と瞳の色のせいで母に虐げられ、妹たちにも馬鹿にされ、不遇な日々を送っていた伯爵令嬢のリゼット。家族に認めてもらうため跡取りとしての勉強を頑張り、不実な婚約者にも耐えていた彼女だが、妹に婚約者を奪われたことでとうとう家を捨て、王宮で女官として身を立て始める。そんな中、とある出来事から王妃に気に入られたリゼットは王妃の依頼で秘書官として辺境伯領へと向かう。辿り着いたそこでは優しく優秀な辺境伯をはじめ、多くの人々がリゼットを歓迎してくれた。そうして自分の居場所を作るリゼットだが、その裏ではもう一人の妹の悪巧みが進行していて……薄幸令嬢の人生逆転ファンタジー、開幕!
柔弱な第三王子フレディの婚約者としても、父にないがしろにされる侯爵令嬢としても、幼い頃から苦労してきたリーファ。彼女が心安らげるのは、学園の男性教師ラーシュの手伝いをしながら穏やかに過ごす時くらいだった。そんなある日、リーファは父から義姉がフレディの子を身ごもったため婚約を解消して卒業後は修道院へ入るよう通達される。そのつもりでいたリーファだったが、ラーシュへもそのことを伝えると彼の態度が豹変! なんと学園内のカフェテリアでうたた寝をしていた最中、突然キスされ「俺のものになれ」と言われてしまう。しかも、ラーシュの正体は実は王弟という話で……!?
解呪の力を持ちつつも、それを隠して生きる伯爵令嬢のレイフィア。そんな彼女はある日、呪いの糸が顔中に巻き付いた男子生徒、公爵令息のレオンハルトと出会い、授業の一環で踊ることに。すると見る見るうちに彼の顔の糸がほどけ、レオンハルトは正気を取り戻す。実は幼い頃にレイフィアと出会っていたという彼は、レイフィアへの好意を示しつつ、自分と同様に呪いを受けている人々を助けるため協力してほしいと申し出た。それを快諾したレイフィアは、今後の作戦のためもあってレオンハルトと婚約関係を結ぶことに。そして、これをきっかけにレイフィアは王家の陰謀に巻き込まれてしまいー
突然、第一王子から婚約解消を告げられた公爵令嬢ミレーヌ。そのうえ彼は浮気しており、新しい恋人と結婚したいという。王命を受けて、彼と政略的な婚約をしてから五年間、王妃に疎まれ虐げられながらも、つらい王子妃教育に必死に耐えてきた。それなのに、待っていたのはこの仕打ち…-もう私、こんな婚約者なんて忘れて、スッキリ幸せになってもいいですよね?そう思ったミレーヌは元婚約者と決別し、新しい幸せな人生に向かって進みはじめてー?薄幸だった公爵令嬢の、大逆転サクセスファンタジー!