著者 : jonsun
チヨダク王国の裁判官になったツカサとその補佐官になったアクト。ある日、王女エクスタシアがかつて召喚したビルが倒壊して死傷者が出てしまう。神官長が王女の責任を追及すると同時に日本の文化や法律を非難し、アクトやツカサたちの糾弾まで始める。エクスタシアを信愛するシロは王女弾劾とも言える裁判を受け入れることができず、妨害まがいの行為でツカサから退廷を命じられてしまった。みんながバラバラになりそうな状況のなか、アクトは神官長の言葉に違和感を覚えて調査を始めるが、その背後にあるツカサが裁くと宣言した「神」を狂信する組織の本性へと辿り着きーー? 異世界最高裁判所ファンタジー、ここに再び開廷! 第一条 家庭に平和を 少年に希望をーー016 第二条 『ビル倒壊国家賠償請求事件』--036 第三条 裁判所補佐官は、少年、保護者その他の必要な調査を行うーー055 第四条 従者は、主人に対してみだらな誘惑をしてはならないーー087 第五条 信教の自由は、潜入者に対しても保障するーー108 第六条 シャワーユニットの覗き見を禁ずる。ただし、神官長を除くーー126 第七条 証言ができるのは、生きている者のみであるーー147 第八条 裁判所は事実発見のため、物の破壊その他必要な処分をすることができるーー169 第九条 『教会信徒洗脳殺人事件』--176 第十条 神と共に、人に平等を許さないーー214 第十一条 大天秤の下、裁く者もまた裁かれるーー220 第十二条 判決の執行は、何人をも害さないーー258 第十三条 真実は、人を癒やすーー268 補則 神に選ばれし者が、すべての力を掌握するーー276 チヨダク王国司法試験(1) 因果関係ーー54 チヨダク王国司法試験(2) 正犯ーー146 チヨダク王国司法試験(3) 死刑の基準ーー267
人材紹介会社に勤める平林凛太が命じられた転勤先は、美女しかいない営業所だった!? 「あたしはイケメン以外は男として認めません」 「女を見た目でしか判断しない男が嫌いなだけよ」 「なかなか心ときめく男性が現れないだけです」 自由奔放な同期、仕事に厳しい年上の所長、クールな後輩という美女たちに囲まれ仕事をすることに。 凛太の一生懸命な仕事ぶりに難攻不落と思われた職場の美女、さらには取引先の美女たちからも知らぬ間に好感度は上がっていき……。 「やっぱり……大好きです」 そして凛太に高校時代から密かに想いを寄せる人もいて!? WEBで大人気! 美女だけの職場から始まるお仕事ラブコメディ。
ゲームが好きな普通の高校生アクトがある日、裁判官をしている姉のツカサと共に召喚された異世界は……日本の文化を模倣する“チヨダク王国”!? ゆるふわな王女のエクスタシアから、この国の民を正しくお裁きする裁判官になってほしいと依頼されるアクトたち。早速、難題となっていた殺人罪に問われる勇者の裁判を依頼されたことから、アクトは世俗に疎くてファンタジーな異世界の常識を知らない姉の補佐官を務めることになるのだがーー!? ひとクセある弁護士や検察をはじめ、アクトたちの異世界生活を補佐するメイドのシロも巻き込み、審理は意外な展開を見せていく! 第16回新人賞《最優秀賞》受賞作、厳粛に、開廷!!