著者 : maruma
「ユーマは、なんで……わたしとキスしそうに、なったの?」 お泊まりでのキス事件からお互いにぎくしゃくした空気が続いていたゆいと優真。お互い自分の気持ちに気づき始めたけれど、最後の一歩を踏み出せずにいるなか、訪れた林間学校で今度こそふたりは思いを伝えることになり……。 「絶対ちゃんと、わたしから気持ち、伝えるから! ……それまで、待っててほしい……」 “ずっと友達同士”でいるはずだったふたりの関係にもついに進展の気配が訪れるーー。 内気な白髪美少女と織りなす、甘くてもどかしい青春グラフィティ、完結の第3巻。
夏の大学生には、たくさんのイベントが待っている。 期末テストもあるけれど、文実の合宿に、夏休みの花火大会! サークルの後輩・君岡美園と距離が近づいてお泊りまでした僕は、 彼女を誘うことに決めたけど、なかなかアクションを起こせずーー 「牧村先輩。一緒に行きませんか? 花火大会」 そんな中、ある日の勉強会で、僕と美園の言葉が被った。 花火大会に一緒に行きたいという想いは、同じだった。 花火と、浴衣姿の美園。 「頭を撫でてほしいんです」人込みの中、二人だけの空間ーー。 ひと夏の思い出は、二人を先輩と後輩から変えていく。 ちょっと大人なサークル内恋愛小説、第2巻。
春の大学構内。 『文化祭実行委員』の新入生歓迎会に居たのは、 その場全員が注目する可愛さの清楚美人・君岡美園だった。 まぁ、同じサークルの先輩とはいえ、 目立たない僕は関係ないだろう。 「先輩。お隣、失礼しますね」 「また、お話できますか?」 「帰り道、ご一緒してもよろしいですか?」 なのに、美園は素っ気ない僕の懐に入ってきて、慕ってくれた。 その後も新居に招かれたり、 美味しい手料理を振る舞われたり、 ついには、合鍵を渡すことになったり。 美園の積極的な態度が、 消極的な僕の心を溶かしていってーー。 先輩と後輩の関係が、その先へと変わっていく。 ちょっと大人なサークル内恋愛小説。 005 一章 060 二章 114 三章 172 四章 266 断章 280 あとがき
男だと思っていたゲーム友達が、実は白い髪がコンプレックスの内気な女の子だった!? 引っ込み思案な少女と織りなす、もどかし青春ラブコメディ!
出世には興味なし。仕事に求めるのは安定した給料と休暇のみーー。 それが高校の調理科でパティシエの講師を務めている俺の方針だ。 だが、新入生として入学してきた、理事長の孫娘である四宮蒼梨花が、特別授業を求めて俺に迫ってくる。 仕事が増えるのはごめんだと断った俺だが、なんと蒼梨花は俺の隣の部屋に引っ越してきた! 必要以上の仕事も無駄な努力も、俺のスタイルじゃないのに……。 蒼梨花の熱意に負けて、俺は最終的に特別授業を引き受けることに。 だが、俺の妹弟子にして、天才だがトラブルメーカーの少女・赤崎エイプリルたちを巻き込んだ日常は波瀾万丈で……!? お菓子も仕事も青春も、甘くて時にはほろ苦いーー年の差師弟の学園ラブコメ!