著者 : ricci
邪神教団絡みのごたごたの解決、レア素材の収集、装備品の新調など、充実の結果と共にフォーレを後にした宏達。次に彼らアズマ工房一行が目指すのは、知の国・ローレン。 その首都にはルーフェウス学院や大図書館などが存在するため、元の世界に帰る方法も 見つかるのではと期待が高まる。 ところが、首都に到着早々にローレン王室から招集を受け、ルーフェウス学院の発展の ために力を貸してほしいと国王&学院長に頼まれてしまう。 学院改革に大図書館の調査と、職人能力を活かせそうにないミッションばかりだが、そこは生粋の職人・宏。問題にかこつけ、かねてからの目標だったコーラ作りを始めて……!? 王道のモノづくり異世界ファンタジー第十弾が、満を持して登場! 予想の斜め上を行く"モノづくり異文化交流物語"を体験せよ!!
フォーレに到着早々、鉱山のダンジョン化などいくつかのトラブルに巻き込まれる宏達。 当然ながら、トラブルの裏には神殿絡みの問題が潜んでいるだろうと思いつつも、首都スティレンに工房を借りたり、採掘に鍛冶にと鉄の国にふさわしい生活を満喫していた。 そんなある日、達也がもうじき開催される武闘大会の話をしていると、「そこそこの腕の無名の選手が、装備の力で優勝したらおもろない?」と宏が言い出して、なにやらよからぬ企みを実行に移そうとするのだが……。 闇の組織の暗躍をよそに、いつにも増してマイペースな雰囲気でお送りするフォーレ編後編。 新規書き下ろしの真エピローグも、ある意味『フェアクロ』らしくない怒涛の展開にも注目!!
砂漠の国・ダールでのあれやこれやの問題が一段落したものの、まったりと落ち着くことなく、慌ただしく新たな国を目指すことになる日本人一行。 それもそのはず、次の目的地は鉱物資源が豊富で、金属の加工技術に優れた国・フォーレ。 職人魂あふれる宏にとって宝の山であり、春菜の鍛冶&精錬スキルアップが期待できるのだ! 前のめりな気持ちの一行だが、入国早々に謎の崩落事故に巻き込まれることに……。 ミスリル、オリハルコン、アダマンタイトと、聞いただけで胸躍る素材の宝庫であるフォーレが舞台! 春菜の本格的な鍛冶師デビューなど、モノづくり系異世界ファンタジーの本領発揮! 鉱山トラブルや闇の勢力の暗躍にも負けず、精錬、精錬、また精錬の『アズマ工房・精錬祭り』が開幕だ!!
ファーレーンを離れ、一時的に砂漠の国・ダールに拠点を移した宏達、日本人一行。 屋台や工房作りとマイペースな生活を送っていた彼らだったが、イグレオス神殿の使者・ノートン姉妹との出会い、古代人の作りし謎の地下神殿の探索、そしてバルドからの強襲と、ある意味では想定外であり、またある意味では予想どおりの洗礼を早々に受けることに。 そんな中、面倒事を避けるように行動していた宏達の思いとは裏腹に、ダール王室から直々にお呼びがかかり……。 帰還の手がかり、過去のトラウマ、恋バナなど、様々な新事実が明かされるダール編後編! 宏が抱える心の闇とは!?
エルフの村の辺境、アランウェン神殿にて、森の神・アランウェンから助言を受けた宏達は、元の世界に帰るための手がかりを得るべく新天地を目指すことに。 彼らが向かったのは、炎の神・イグレオスを祀るイグレオス神殿のあるダール王国。春菜が『フェアリーテイル・クロニクル』にて拠点にしていた国であり、亜熱帯気候でエキゾチックな雰囲気漂うダールは、ファーレーンとはまた違った魅力に満ちていた。 灼熱砂漠や陽炎の塔といった脅威が冒険者の探求心を刺激するこの国で、はたして宏達を待ち受けるものとは!? まあ、彼らが相変わらずのマイペースなのは確かだが……。
元の世界に帰る手がかりを探るべくウルスを離れた東宏(あずま・ひろし)と日本人一行は、大きなトラブルもなく目的地である森の神・アランウェンの神殿にほど近い、エルフの村にたどり着く。 想像の斜め上を行くエルフ達との出会いをはたした宏達は、森の神・アランウェンの神託を受けたエルフの娘・アルチェムとともに、神殿に向かうことになるのだが、そこで異界化したダンジョンに取り込まれてしまい……!? 待望のエルフの森編の後編は、緊迫のダンジョン攻略、強敵との戦闘、アランウェンとの出会い等々、いつもの『フェアクロ』とは違った見どころがいっぱい! もちろんモノづくりもがんばる!!
大人気VRMMO『フェアリーテイル・クロニクル』によく似た異世界に飛ばされてから二カ月。クラフト職人・東宏(あずま・ひろし)とパートナーの藤堂春菜(とうどう・はるな)は、これまでの王室への功績が認められ、他のメンバー達とともに城で国王から歓待を受けていた。 一方、第四王女・カタリナとその側近・バルドは、度重なる作戦の失敗に業を煮やしていた。 「あの忌々しい者達……特にあの宏という男さえいなければ……」 大国ファーレーンを震撼させる大事件、その足音は間近まで迫っているーー。 いよいよファーレーン編完結となる第三巻! いかにも重そうでシリアスな単語が並びつつも、そこは安定の“フェアクロ”クオリティ。宏達のマイペースっぷりは変わらない!