著者 : tatsuki
極限のリアリティを実現した仮想世界内で、他者と交流を深めるサービス『VRSNS』が現れた未来。そこで誕生した仮想の闇社会では、次世代マフィア・電賊が蠢めくようになった。普通の高校生・日野ナオトは偶然にもーー 「日本人、のようですね。あなたが“運び屋”ですか?」 マフィア〈ウルヴズ・ファミリー〉の一員、マーリアに遭遇、関係者と誤解されただけでなく、彼女の仮想兵器L・O・S・Tをインストールしてしまう。二週間以内に事態を解決しなければ組織から処刑されるマーリアと、命の保証を受けたいナオト。イタリアマフィアの少女と普通の男子高校生は、一つの契約を結ぶことになりーー!
“夜ごと見る夢を操る力”を手にした少年・ジローの運命は、謎の少女・ユミリとの出会いを経て一変した。天敵だったヤンキー・喜多村トオルとの距離もぐっと縮まる中、ユミリがジローに言い渡したミッションは『四人の美少女を口説く』こと。そんな中、ターゲットのひとりである絶対零度の女王と名高い委員長・氷川アオイが主催する補習講座へ、なぜかジローも参加させられるのだが。そこにはターゲットの美少女が勢揃いしていた。タナボタの状況に戸惑う中、ジローにはアオイとふたりきりになれるシチュエーションが訪れ、さらにはアオイからデートのお誘いまでされてー?夢と現実が浸食しあう暗黒恋愛譚、第二弾!
現実はクソだー。人生に不満を抱えている少年・ジローはある日突然、“夜ごと見る夢を自由に操る力”を手にした。夢の中では全てが欲望のままーだが彼の世界は一変する。夢に現れた“世界のお医者さん”を名乗る謎の人物によって。ジローを指して、そいつは言った『君は世界を蝕む病だ』と。一方、現実の世界では学園に謎の美少女・天神ユミリが転校してくる。彼女はジローの唇を奪いながら宣言した。『今日からぼくが君の恋人だ』と。この奇妙な出会いがジローを、世界を、予期せぬ運命へと導いていくー。夢と現実の狭間で語られる、新時代の暗黒恋愛譚!