ジャンル : 少女
近頃、同じ夢を見るの。幼い頃の夢を。いつも一緒に遊んでいた男の子。名前さえ思い出せないけれど。桜の花が、きれいに咲いていた。あれは、たしか-10月。間違いなく10月だったのに、桜が…。あたし、河上桃子。10月に転校してきた良樹くんのことが、気になるの。初めて会う人なのに、なつかしくて、夢の中の男の子と、ダブったり…。もしかしたら、占いに出た“運命の出会い”とは、彼のことなの。
あたしの初恋の人は、甲子園ヒーロー、望星学園の水谷さん。もちろん知り合うきっかけさえなくて、あきらめたけど。そのあたしがひょんなことから、望星学園にスカウトされて、初の女子部員として甲子園をめざすことに。なんと、憧れの水谷さんとの出会いが実現したの。あたしは、水谷さんに振り向いてもらいたい一心で頑張って、ベンチ入りメンバーに選ばれた。ところがその直後、思いもしなかった悲劇が立て続けに起こったんだ。
金と銀のふたつの月が交わる地を、金と銀に輝くふたりの若者が、軽やかに旅する。かつてこの地には、第三の月があったという-。不意の嵐に襲われて帆船は転覆し、一行は荒海に投げ出された。エリアードは漁師船に救出されたが、リューはグリフォンとともに無人島に流れつく…。はたして、離れ離れになったふたりに、再会の手立てはあるのか。あやうく、あやしい絆で結ばれる、金と銀のふたりの冒険譚第五幕。
歴史が大きく変わろうとしていた。魔族と人、ふたつの種族が支配する大陸の歴史が。その大きな波に砂漠の王国も翻弄され、呑み込まれていく。人間に国を駆られた魔族、反逆者に城を追われた王女。戦と悲劇を繰り返す国、クシアラータ。そして、その国を統べる少年王シヴァ。戦が終結し、砂漠は今、新たな時代を迎える。砂漠の王国を舞台に織りなされる、運命の王女の物語最終幕。
時をも自由自在に操る時空界の聖戦士、『時渡り』の異名を持つ少年、葵悠司-。私服を買いに出かけた悠司、友人の月子からいわくつきのポッキーの箱を手渡された美優、仲間とたむろしていた俊介の三人は、水色の服を身につけた奇妙な少女に遭遇した。おりしも時間はストップし、少女は何かにせかされるように走る。それぞれの理由から、水色の服の少女を追いかける三人は…。華麗なる戦士の超自然ファンタジー第三幕。
群雄割拠が続くハラーマ大陸が、エックブルト大公国の下に統合されつつある頃、敗け戦で落ち武者となったエフェラとジリオラは『薔薇色の砦』と呼ばれるカメーラ公国へと逃げこんだ。安堵も束の間、何者かにより、ジリオラと、気弱な跡継ぎのヴァンサン公子の肉体が入れ替えられてしまった。二人を元に戻すには、魔界のほとりの鏡に身体を映すしかない。しかし、行く手には、古代戦士との対決が。
「シンくんに彼女はできないの?」「ナディル隊長を復活させて!」「“時の輝き”をもう一度!!」今回は、そんなみなさまからのリクエスト、アンコールに、一挙におこたえしちゃいます。スペシャル番外編本『おたのしみBOX』。『天使シリーズ』『アナトゥール星伝』『時の輝き』の番外編3本を同時収録だよ。
憧れのG2は、すてきなロックキッズ。でも、男子校の、それもプロ・デビューめざす純なバンドに潜りこむには、「男のコ」に変装するしか手がないなんて-。今日から広瀬幾、男のコに変身します。ひと目ぼれした彼は、幾のことを弟のようにかわいがってくれるけど、「男のコ」のままじゃ、幾のG2への恋心は告白することすらできない。そのうえ、超かわいい舞音ちゃんが登場して、奇妙な三角関係は、一触即発に。
秋の夜空に輝く、やぎ座のまん中に、ポッカリ開いている「天国への入り口」。その向こう側へ連れ去られたアリスは、星座になってしまうの?でも、天国ならば、もう二度と誘拐されず、幸せに暮らせるのかもしれない。ちが〜う。星座になるということは、世界じゅうから物語ごとアリスが消えてしまうことなのだ。さよならなんて、できない。夜空に“アリス座”が美しく瞬くまえに、早く助けださなければ。急げ、胸キュン。
わたしには、山野クンっていう、つき合って2年になる彼がいる。高校は違うけれど、結構シアワセで。わたしにとっての彼は、山野クンだけ…って思っていた。そう、笠井クンが転校してくるまでは…。わたし、自分がわからない。遊びとか、浮気とか、そんな呼び方ができるものでなくて。ふたりの人を、同時に好きになってしまっただけ。違う魅力に惹かれ、揺れている…。もう自分では、どうすることもできないの。
なんと、佐倉クンと島津は中学時代につきあっていた。ホモだったなんて…。ところが、佐倉クンは、高校に入学して片桐先輩を好きになり、島津を捨ててしまったんだ。島津が片桐先輩を殺す動機は十分にある。ってことは、〈恋人たち〉の協力者は島津。だけど、“宣告”は一回かぎり。もし、島津じゃなかったら、片桐先輩は生き返らない。〈魔法使い〉vs.〈恋人たち〉の戦いは最高潮。ついに勝負に決着がつくのか-。
北浜高校入学式の日。初対面のあたしに向かって、とんでもなく失礼な台詞を言ったアイツー翔也。あの日から、あたしと翔也は、口を開けばケンカばかりしてる。でも…、あたしが迷ったときや困ったときに、ぶっきらぼうな態度で助けてくれたのも、アイツだったー。ただのケンカ相手のはずなのに、なぜ、アイツのことが気になるの…。
あたし、胡桃沢塁。中3。恋を経験したことのなかったあたしが、生まれて初めて好きになったのは、なんと、甲子園のヒーロー、望星学園の水谷さん。たんなる憧れとは違うの、レッキとした、あたしの初恋だった…。もちろん、知り合うきっかけさえなくって、結局はあきらめちゃったけど…。ところが、ある日、あたしの運命を180度変えてしまう、謎の電話がかかってきたんだ…。そして、奇跡みたいな出会いが、突然やってきたの。
浅見千香、十七歳。煙草とワインと退屈が大好きで、大学生の彼がいる、ちょっと冷めた高校生-。それが彼を知るまでの私。彼、沢口陽一郎との恋愛が、私を変えた。どんなに愛しても、彼は私を愛さない。彼には、特別な女の人がいるから…。それでも私の心は、彼を求めてやまない。彼との歪んだ時間、歪んだ関係のなかで、私は娼婦と少女のあいだを行き来する…。十七歳の少女が挑んだ危険な愛の結末は…。
少女は必死に叫んでいた。木霊のように遠く広がる声で。万物の奥底に眠る魂を揺さぶる声で…。未来を映しだす水晶球に現れた少女の心は、恐怖と憎しみに満ち、その声は、すべてを破壊しつくそうとしていた。森を統べる巫女の血を引く少女、美村和音に迫る危機。超能力をもつ少年、光崎大和は、はたして、未来を変え、魔の闇の脅威から、和音を救うことができるか。
芳野が待ち受ける羽田空港到着ロビー。そこに降り立ったのは、かなりやっかいな事態のために、次元交渉委員会から派遣されたアルフレッドだった。一方、桂の危い愛情表現に四苦八苦の笈川椿は、一層ヤバい状況に追い込まれていた。ひどい腹痛-盲腸である。経済的理由から叔父の病院に緊急入院するはめになったのだ。その病院が、かなりやっかいな事態に関連してることなど知らずに…。
「お前は私の生んだ幻だ。空疎な闇に過ぎぬ」暗黒の三位一体神、ケンノスの言葉は、凶眼の王ラグメロックを打ちのめした。月の石を集めよう。ラグメロックの決意は、魔眼のドルイドを探す旅を続けるアイーシャ一行を、死よりもつらい境遇へ追い込んでいく。月の石を守り、魔眼のドルイドの出現と〈風の城〉の再建を信じるアイーシャ。〈テーヌの予言書〉が導く先に待ち受けるものとは。
文化祭を間近に控えたある日、三年生の男子が死んだ。恋を叶えてくれるという伝説のアルテミス像が、彼の頭に落下してきたのだ。被害者はとかく悪い噂のたえない飯田晴彦。現場に居合わせたのが、あたしが秘かに想いを寄せる真駒史貴。警察の取り調べでも一旦は事故に落ち着いたものの、殺人事件の線も捨てがたく…。友達の町子ちゃんなんか、真駒クンが犯人かも、なんて言いだすし…。
「アノ…ちょっと待ってクラさい」カタコトの日本語に、直也とあたし、加奈が振り向くと-、そこには金髪の美人が。彼女はサファイアと名乗ったあと、直也に仕事を依頼してきたの。ある事情でとても困っているから、助けてほしいんですって。サファイアに同情した直也とあたしは、仕事を引きうけたんだけど…。じつはそれは、あたしたちに仕掛かけられた、とんでもない死のワナだった。