ぼくたちのリメイク5 ぼくたちに足りないもの
何も掴めなかったあの頃があった。
何かを掴めそうだった十年前があった。
そして何かを失った十一年後があった。
全てがあったから、ここに僕がいる。
自分だけが幸せを得た未来を経験して芸大生へと戻った僕、橋場恭也。
課せられた使命は本来の三人の未来を取り戻すこと。
「いってらっしゃい」
十一年後にもらった言葉が僕の背中を押す。
ここから僕たちの人生を作り直すんだ。
シノアキの創作意欲を高めるため、僕は後の天才となりうる美術学科の一つ下の後輩、斎川美乃梨に近づいたもののなぜか彼女に不審がられ逃げられてしまい……。
いま何かを頑張っているあなたの為にある青春作り直しストーリー、先を示すための第5弾!