ラブコメの神様なのに俺のラブコメを邪魔するの? だって好きなんだもん(1)
「優吾よ、そんなに天真陽毬が好きなのか?」「あぁ。俺は天真が好きだ」「ど、どうして我のことをす、好きになってくれないのだ。我はこんなにも美しくて胸も大きいというのに。我は優吾のことが好きだ!だからわ、我と付き合ってください!」「すまん月宮。俺はお前とは付き合えない」「そんな!?我じゃダメなのか?お前の想いは絶対に天真には届かないぞ。何故なら、我がラブコメの神様でこの力で優吾の告白を邪魔し続けるからだ!」「お前はそんなに俺の恋を邪魔したいのか?」「うん」「即答!?」「だ、だって…わ、我は、優吾のことが好きなんだもん!だ、だから、優吾は早くあの女を諦めて、わ、わわ、我を好きになってください!」第14回MF文庫Jライトノベル新人賞佳作。