魔術楽譜(グリモワール)の盾
わたしの“書架”に、なってくれますか?-朋瀬春樹は桜の回廊で一人の少女と出会い、その日から彼の日常が色を変える。「わたしは栞。正式な題名は“摂理の盾”-神秘の否定を司る“魔術楽譜”です」その少女は決して観測されてはいけない存在、盾と名付けられた破戒の書物だった。魔力を有し魔術を奏でることができる魔術楽譜。これは、その本を閉じるための優しくも数奇な奏鳴曲。
わたしの“書架”に、なってくれますか?-朋瀬春樹は桜の回廊で一人の少女と出会い、その日から彼の日常が色を変える。「わたしは栞。正式な題名は“摂理の盾”-神秘の否定を司る“魔術楽譜”です」その少女は決して観測されてはいけない存在、盾と名付けられた破戒の書物だった。魔力を有し魔術を奏でることができる魔術楽譜。これは、その本を閉じるための優しくも数奇な奏鳴曲。