もう一度、日曜日の君へ
5月28日、日曜日。弁天島にかかる橋の上で不思議な光る綿星に触れてから、僕と莉央は同じ5月28日を繰り返している。これは僕の望み。「今日」が続く限り、莉央の命が消えることはない。病院を抜け出し二人でどこへ出かけても、誰に迷惑をかけることもない。僕たちは永遠につづく日曜日の中で幸せでいられる。しかし同じ時間を繰り返す度、僕の中から莉央との思い出は消えていき…。これは「繰り返し」の代償なのか?それともー。人の願いを叶える綿星が見せた、恋人達の奇跡の物語。
5月28日、日曜日。弁天島にかかる橋の上で不思議な光る綿星に触れてから、僕と莉央は同じ5月28日を繰り返している。これは僕の望み。「今日」が続く限り、莉央の命が消えることはない。病院を抜け出し二人でどこへ出かけても、誰に迷惑をかけることもない。僕たちは永遠につづく日曜日の中で幸せでいられる。しかし同じ時間を繰り返す度、僕の中から莉央との思い出は消えていき…。これは「繰り返し」の代償なのか?それともー。人の願いを叶える綿星が見せた、恋人達の奇跡の物語。