ぼんくら陰陽師の鬼嫁 四(4)
お得意様の紹介で出張祈祷に出かけた芹たち一行。帰りに急な天荒不良にあい、やむを得ず近くのオーベルジュに一泊することに。予定外の美味しい食事付き旅行と思いきや、その宿は今まさに降霊会を行うところでーー?
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やむなき事情で住処をなくした野崎芹は、生活のために通りすがりの陰陽師(!?)北御門皇臥と契約結婚をした。ところが皇臥はかわいい亀や虎の式神を連れているものの、不思議な力は皆無のぼんくら陰陽師で……!? 2016/09/15 発売
利害の一致で陰陽師の皇臥と契約結婚をした芹。持ち前の機転と旦那使役スキルで、不思議な事件を乗り越えたのも束の間、姑から結婚のお披露目を迫られる! そんな中、幽霊に憑かれたという相談事が舞い込んで……? 2017/04/15 発売
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“北御門”が呪詛で狙われた廃遊園地の一件を切り抜け、大学でも新年度を迎えるころーところが芹は、どうにも体調が優れない。その様子に呪いの兆候を感じた皇臥は、芹に北御門への呪詛が効かなかったのは、すでに彼女が別の呪いを受けていたからだという可能性に思い至る。皇臥は事態を重み見て、災いを受け流す役割を持った式神・青竜を呼び覚ますのだが…なんとその姿は、若い頃の皇臥そっくりで!?呪いも旦那も増殖中?受難の仮嫁とぼんくら旦那は、呪いの源に迫れるか!? 2021/08/12 発売
「神隠し」の言い伝えが残る村の廃校で、幼い少年が行方不明になった。芹たちは、北御門の元門人・夕木薙子の紹介で調査を請け負う。訪れたのは、石仏が立ち並び子供の霊があちこちにいる異様な村。そこで対面した依頼人は、過去のある事件と関わる人物だった。 手分けして少年を捜すが、皇臥と式神・珠は珍しくぎくしゃくした様子。珠は「奥方に預ける」と、複雑な心情を芹だけに話し始める。皇臥の祖父・享慈に造られた珠の話から、北御門の花嫁に隠された秘密の一端も明らかになりーー退魔お仕事嫁物語、緊迫の第八弾。 ==登場人物== 北御門(野崎) 芹 幼い頃に両親を亡くし、一人暮らしで京都の大学に通う学生。 偶然会った皇臥とビジネスライクな婚姻契約を結ぶ。 式神が視える。姑・史緒佳の大人げないいびりにもへこたれない逞しさを持つ。 北御門 皇臥 代々陰陽師を生業とする北御門家の二十八代目当主。 式神使い以外能力がないぼんくら陰陽師で、お祓いや退魔呪術系の仕事を避けていたが、芹に煽られ少しずつまともな陰陽師仕事を受けるように。 ぼんくら陰陽師の鬼嫁 八 2023/07/14 発売