星に願いを、君に祈りと傷を
流星群が降る夜、高校2年の屋敷は美しい双葉と出会った。
顔に大きな傷を持ち、だけど凛として、星と夜が好きだと話す彼女。
双葉に惹かれた屋敷は二人が10年前に出会っていたことを知り、再会を運命だと有頂天になるが……。
ある疑問が頭をもたげる。双葉はいつケガを負ったのか。
そこには決して屋敷が知ってはいけない、彼女が10年前から抱え続けた孤独と秘密が隠されていてーー。
星が衝突するように恋に落ちた。
双葉の傷を、傷ついた過去を、消したいと何度も願った。
流れ星のように煌めく一瞬を痛切に描いた、胸に刺さる青春物語。