小説版 であいもん 〜雪下に春を待つ〜(1)
ある雪の日、父の巴に連れられ京都の御菓子司『緑松』に預けられた小学三年生の雪平一果。寂しさから頑なになった一果の心を、緑松の人々の優しさと和菓子の甘さがほどいていく。店を手伝う一果は、職人が想いを込めた和菓子が繋ぐ人々の絆を知りー「私が、この場所を守りたい」。上京したまま帰らないという一人息子の和に代わって、緑松を継ぎたいと思いはじめ…。大人気コミックス『であいもん』原作・浅野りん監修のもと、もう一人の主人公、一果のオリジナルエピソードが小説になって登場!