夏目漱石ファンタジア2
帝都に蔓延る悪性兵器・學天則を駆逐するために、夏目漱石の戦いは続いていた。少女・禰子と共に秘密結社『幻影の盾』の活動に努める漱石に、森鷗外より衝撃的な一報が入る。「-學天則の要となる頭脳にコナン・ドイルを選んだのです」コナン・ドイルの失踪。それは漱石が英語留学時代に結んだ因縁が動き出すことを意味していた。新型學天則を巡る戦いの中、再び現れた野口英世。夏目漱石は彼との奇妙な共闘関係を結び、日本を左右する陰謀に立ち向かう。だが、陰謀の裏には「文豪」であり「医者」でもある森鷗外の秘めたる思惑が隠されていたー文豪バトルファンタジー第2弾。
関連ラノベ
夏目漱石ファンタジア(1)夏目漱石ファンタジア(1)
西暦一九〇六年。夏目漱石、作家の自由を脅かす政府に反逆。 西暦一九一〇年。夏目漱石、暗殺。 西暦一九一一年。夏目漱石、樋口一葉の身体にて蘇生。 「--彼女の肉体に、俺の脳を移植したのか」 森鴎外による禁忌の医術を受け夏目漱石は樋口一葉の身体で蘇った。それは帝都に渦巻く闇との戦いの再開を意味していた。 誰が自分を殺したのか。どうして鴎外は漱石を蘇らせたのか。そして作家をつけ狙う殺人鬼『ブレインイーター』の正体とは。 様々な謎が見え隠れする中、漱石の協力者の筈だった野口英世が独自の思惑で動き出しーー文豪バトルファンタジー開幕。 2024/02/20 発売