みにくい小鳥の婚約
魔を呼ぶ“みにくい声”をもつことりは、声を封じられ幽閉されて育った。あげく妹の結婚の準備金のため贄として売り払われてしまう。死の寸前ことりを救ったのは、魔祓いの名家の当主候補で妹の婚約者、馨だった。「おまえの命は俺が買ってやる」当主争いに魔を呼ぶ声を求められ、ことりは馨の新たな婚約者となった。馨に声の封じを解かれ、外の世界に出たことり。馨のやさしさを知るほど、彼の過酷な運命に寄り添いたいと願うようになる。馨も懸命なことりに惹かれていくが、当主を決する日が迫りー。
魔を呼ぶ“みにくい声”をもつことりは、声を封じられ幽閉されて育った。あげく妹の結婚の準備金のため贄として売り払われてしまう。死の寸前ことりを救ったのは、魔祓いの名家の当主候補で妹の婚約者、馨だった。「おまえの命は俺が買ってやる」当主争いに魔を呼ぶ声を求められ、ことりは馨の新たな婚約者となった。馨に声の封じを解かれ、外の世界に出たことり。馨のやさしさを知るほど、彼の過酷な運命に寄り添いたいと願うようになる。馨も懸命なことりに惹かれていくが、当主を決する日が迫りー。