終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか?#05(5)
口コミからの大ブレイク! アニメは国内外でも話題騒然!!
ヴィレムは約束を守れず〈月に嘆く最初の獣〉(シヤントル)の結界は崩壊した。
正規勇者(リーガル・ブレイブ)の命と引き替えに長い眠りについていた幼い星神(ほしがみ)は、その余波で空魚紅湖伯(カーマインレイク)とはぐれ、記憶を封じられたびれむと共に仮初めの平穏な日々を過ごす。
その日、〈穿ち貫く二番目の獣〉(アウローラ)が浮遊大陸に降り注ぐことになるまではーー。
〈獣〉に対するのは、アイセアとラーントルク。
死にゆく定めの少女妖精たちと青年教官の、終末最期の煌めき。次代に受け継ぐ第一部、幕。
アニメでは語られなかったヴィレムのその後。彼が“伝えたかったたくさんの思い”がここに。
最強にして最高の涙を、あなたに。
関連ラノベ
口コミからの大ブレイク! アニメは国内外でも話題騒然!! 《人間》は規格外の《獣》に蹂躙され、滅びた。たったひとり、数百年の眠りから覚めた青年ヴィレムを除いて。 《人間》に代わり《獣》を倒しうるのは、《聖剣》(カリヨン)と、それを扱う妖精兵のみ。 戦いののち、《聖剣》は再利用されるが、力を使い果たした妖精兵たちは死んでゆく。 「せめて、消えたくないじゃない。誰かに覚えててほしいじゃない。つながっててほしいじゃない」 死にゆく定めの少女妖精たちと青年教官の、儚くも輝ける日々。 2014/10/31 発売
妖精兵であるクトリたちが決戦に赴いてから半月。彼女たちはまだ、戻らない。次代を担う妖精兵である少女・ティアットを連れ、11番浮遊島へ適性検査に向かったヴィレムは、そこで「決戦敗北」の報を受けるが…。“人間”に代わり“獣”を倒し、死にゆく定めを負った少女妖精たちと、たったひとり生き延びた“人間”の青年教官の、儚くも輝ける日々。第2幕。 2014/12/27 発売
おかえりの声を、聞きたかった。ただいまを、きちんと、言いたかった。バターケーキを、食べたかった。それらの願いは、すべて叶った。帰るべき場所へ帰り、逢いたかった人に逢えた。だから。約束は尽きて。追いついてきた終末は、背後から静かに、少女の肩に手をかける。青年教官と少女妖精の、儚く輝いた日々。第3幕。 2015/06/30 発売
妖精兵クトリ・ノタ・セニオリスは消滅し、ヴィレム・クメシュ二位技官は妖精兵ネフレンと共に闇に呑まれた。物語は、終わったはずだった。-しかし。ヴィレムは、見覚えのある部屋で目覚める。「…おとー、さん?」語りかけるのは、すでに亡き存在の娘アルマリア。そして、かつての仲間ナヴルテリが伝える真界再想聖歌隊の真実。それは時の彼方に過ぎ去ったはずの終末の光景ー。夜闇の中、新たな“獣”が咆哮を上げる。 2015/12/26 発売