性悪天才幼馴染との勝負に負けて初体験を全部奪われる話3
平凡で負けず嫌いな私は、なんでも完璧な優等生・小牧に、大事なものをいくつも奪われてきた。
なのにーー小牧を嫌いになれない。じゃあ好き? はっきりしない自分の気持ちが薄情にも思えるけど、小牧の心もまだ理解できていないのだ。
夏織と街に出かけたらナンパを心配し後をつけてきて、かと思ったら茉凛にもらった本当に大切なリップを奪い捨てられ。
小牧が見せる「わかばが嫌い」という態度と、周りが感じ取っていたらしい「わかばが好き」という態度。
どちらが本当の小牧か……確かめたい、全部知りたい。
この先に待つのは小牧の誕生日、そして文化祭。
心に触れたいのならーーここで勝負が必要だ。
関連ラノベ
「嫌い」な彼女に負けるたび、曝け出されるホントの気持ちーー。 吉沢わかばの幼馴染、梅園小牧は完璧である。 品行方正で才色兼備な優等生……というのは表向きで、人を見下す性悪女だ。 私はそんな小牧に勝ちたいあまり、大事なものを賭けてでも勝負を取り付けーー結果は私の負け。 そして、「わかばが、自分の意思で、私にキスをして」奪われたのはファーストキス。 尊厳を取り戻すためにまた勝負を挑むものの、小牧が勝ったら私の大事なものを一つ奪うという条件をつけられーー。 デートに添い寝、初恋の人に言いたかった"好き"という言葉まで。 全てを奪っていく小牧が大嫌いなはずなのに。 奪われて、ぽっかりと空いた穴を埋めるように流れ込む、この感情はなんだろう? 【惹き込まれる“沼”度に作家陣、衝撃!!】 みかみてれん 代表作:『わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ!(※ムリじゃなかった!?)』 ーーーーーーーーー どうしてこんなにも切ないのだろう。 ふたりの少女が『勝負』を繰り返し、相手に自分の存在を刻みつけてやろうと食い下がる。 その先に待つのが、優しい未来ではなかったとしても、それでいいと、彼女たち自身がそう定めてしまっているから。 ーーーーーーーーー 仲谷鳰 代表作:『やがて君になる』 ーーーーーーーーー 過激で歪ながんじがらめの関係に引きつけられながら、その隙間に見える慈しみや切実さをもっと覗きたくなる。 邪道の顔をして実はこれ、正道の百合小説なのでは!? ーーーーーーーーー 2023/12/01 発売
平凡で負けず嫌いな私と、なんでも完璧な優等生・小牧は、大事なものを賭けて勝負する。 「気持ち良くなった方が、負けね」大事だったキスすらも勝負になり、しかしそんな小牧との触れ合いを心地よく感じてしまった私はーー夏休みの一週間を小牧に奪われる。 「記憶に焼き付けなよ。将来誰とデートしても、私のことを思い出せるように」 プールに水族館、ホテルでのお泊まり。 “恋人同士”の理想のデートを捧げる一方で、小牧の一番好きなものも、本当の笑顔も知らないことを寂しく思う自分がいて……。 そして一週間の最後に訪れる夏祭り。 打ち上がる花火は、小牧の気持ちを照らしてくれるだろうか? 2024/03/29 発売