好きな子のいもうと3
夏休み、私は海望と渚それぞれとデートを重ねていた。
海望といると、自然な私でいられる。渚といると、ときめきをもらえる。
ふたりを同じくらい好きな気持ちと、ふたりを恋人にはできない葛藤に苛まれてもいて……。
もう“普通の友達”同士ではないし、渚と観覧車でキスしていても、体に染み付いた海望の熱が顔を覗かせたりもする。
ふたりを幸せにするために、私にできることはなんだろう?
そんな想いが芽生えるなか、渚と海望のふたりに、花房家に遊びにきてと誘われてーー。
「結叶に、あなたに触れたいって気持ちは、誰にも譲れない」
姉妹の間で揺れる三角関係に、選択のときが訪れる!
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