おともだちロボ チョコ(1)
人型兵器で巨大生物から地球を守る。そんな日々の中で、私、永森友香は一人の『少女』と出会った。ロボット。少女は自身をそう紹介した。傍にいる、うさんくさい博士風の男によると、彼女は『チョコ』という名前らしい。チョコは、私を『おともだち』に選んだという。「トモカ、一つ尋ねます。友達とはなんですか?」知らないのかよ。…いや、待て。じゃあ私はその意味を知ってるのか?それは、巨大ロボットよりも非現実的な存在で。人類の誰よりも綺麗な目をした機械。これが私と、チョコの出会いだった。