七人ミサキも恋をする
ごく普通の地味な少年・臼谷伊吹が、ある朝、目覚めると、枕元に二人の美少女がいた。寝ぼけ眼の伊吹は「これは夢だ」と考えるが、そうではないようだ。しかも彼女たちと話しているうちに、美少女が七人にまで増えてしまう。え?羨ましい?それは間違いだ。なにしろ彼女たちこそ、名高き悪霊集団「七人ミサキ」なのだから…。自分を殺そうとする可愛く魅力的な悪霊たちと、なんとか助かろうと足掻く少年の、奇妙でコミカルな同棲生活が、ここに開幕っ!傑作『隙間女(幅広)』の著者・丸山英人が贈る、愉快な物語。