漆黒のエインヘリアルIII
巨人スルトが起こそうとしているラグナロクを阻止しようと、世界樹へと乗り込んだロストたち。彼らは、アールヴ族の生き残りが住むという国に向かうことに。だが、そこで一行を待っていたのは、復讐に取り憑かれたアヴィだった。アヴィは、凶悪な神具「ミーミルの首」の力を利用し、巨人スルトへの復讐を果たしたとロストたちに告げるのだが、彼の傍らには謎のアールヴ族の少年と敵であるはずの巨人族が付き従っていて…。悲しき復讐の果てに、世界を変える禁断の力「レーギャルンの箱」を求め暴走するアヴィ、仲間との出会いにより復讐心を捨てたロスト。それぞれの想いが交錯し、最後の戦いが今ここに始まるー。
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かつてオーディンをはじめとする北欧の神々は、「神々の黄昏」と呼ばれる神同士の最終戦争により滅び、その異能の力である神紋は人間へと受け継がれた。皇帝に仇なす者「血誓兄弟」のロストーノルンの民の生き残りである彼は、帝国を統べる永劫帝とその部下・仮面の男によって過去に大切な家族を唐突に奪われた。そんな悲劇を代償に神紋を得たロストは、一族を滅ぼした者たちへ復讐を誓うのだが、彼の前には強大な神紋を持つといわれる皇帝直属の精鋭集団「ビフレスト」が立ちはだかるのだった…。神紋を持つ者の戦い、その宿業は北欧神の陰謀か、それとも終焉の予兆かー運命の男を中心に物語は静かに動き出す。 2013/06/07 発売
偽神ロキに選ばれしロストが、神の抑止力であるオーディンのエインヘリアルを倒す時、世界の均衡は崩れ始めるー。ロスト、ミリア、スーの三人は、迫る破滅の未来「神々の黄昏」を阻止しようと、謎の青年アヴィが語る「ウルズの泉」を求めてミリアの故郷ウルズを訪れる。だが、その地で遭遇したのは、炎の巨人スルトを神として信奉する不気味な集団・焼集閥団とその首魁ヴァルテ・ル・ミウ。さらには、ウルズへと誘った張本人であるアヴィも現れ…!?そして、彼から語られたのは、オーディンが隠したウルズの秘密であった…。欺瞞と怨嗟、悲劇と絶望。ミリアの悲しみが眠る地で嘆きの連鎖は再び繰り返されるー。 2013/09/10 発売