男子高校生で売れっ子ライトノベル作家をしているけれど、年下のクラスメイトで声優の女の子に首を絞められている。II -Time to Play-〈下〉
僕は、東京へ向かう特急列車の車内にいる。いつもの、窓側の席に座っている。五月晴れの空の下、まさに今、列車は動き出した。ホームの景色が、後ろに流れていく。隣の席は、あいている。似鳥は来るか?来る。僕には分かる。高校生にして電撃文庫で作家デビューを果たした“僕”と、クラスメイトで声優の似鳥絵里が、週一回、アニメのアフレコに向かう特急列車で交わす作家業についての会話。-それは、二度と引き返せない終着点へと進んでいく…。これは、僕が、やがて意識を失うまでの、走馬燈のような、お話。
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男子高校生で売れっ子ライトノベル作家をしているけれど、年下のクラスメイトで声優の女の子に首を絞められている。I -Time to Play-〈上〉男子高校生で売れっ子ライトノベル作家をしているけれど、年下のクラスメイトで声優の女の子に首を絞められている。I -Time to Play-〈上〉
僕は高校生にして電撃文庫で作家デビューを果たした。執筆のため1年間休学した後、転入した高校で出会った彼女・似鳥絵里は新人声優でー僕の作品のアニメの出演者だった。僕らは、学園内で自分の仕事を秘密にしているけれど、似鳥はクラスの人気者、僕は一人ぼっち…。そんな僕らが会話を交わす唯一のチャンスは毎週木曜日、アニメのアフレコに向かう特急列車で、隣の席に乗り合わせるときだけー。よりよい演技のためにと、彼女からの作家業についての質問に答えていくうちにーどうしてこうなった?これは、僕が、やがて意識を失うまでの、走馬燈のような、お話。 2014/01/10 発売