マーシアン・ウォースクール
地球の士官学校からやってきた火星への親善大使タキオン。だがそのエリート転校生は品行方正ではなかった。傲慢にも見える振る舞いは、軍属学校のクラスメイトの総反発を招く。教育係を任されたメリーは、その美しい顔に戸惑いを浮かべつつも、彼の真意を探ろうとする。その日を境にして、軍属学校の生徒には厳しい戦場への出動指令が増加する。動揺するクラスメイトにタキオンは驚くべき陰謀を告げるのだった。僕たちは名誉の戦死をするように仕組まれている、と。そして、反発する生徒たちに宣言するー僕を指揮官にしてほしい、そうすれば全員生き残れる、というのだが!?
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タキオンの指揮により数々の死線を潜り抜けた2D小隊は、次第に正規軍の中でも名声を得ていく。友情と忠誠心、二つの強い絆に結ばれたシドウを筆頭に、クラスの練度はさらに高まるのだった。一方で女子人気も高まるタキオンに、メリーは内心やきもきだが。部隊を守るため、着々と布石を打つタキオン。軍部の政治情勢を見抜き、後ろ盾となる有力者に巧みに接近する。だが、その企みが災いしたのか、親地球派の急先鋒チャーチ大佐の画策により窮地に追い込まれてしまう。部隊存亡の危機に出された条件は、軍属学校部隊による撃破記録はないという最難ミッションだった! 2014/07/10 発売