九罰の悪魔召喚術(4)
『D』のエクソシスト、ディオニュシウスが襲来した。『悪魔使い』でもあり、『神の遣い』でもある彼の標的は、イヴのメイドで、悪魔憑きでもある笹崎小波だった。『治療』と称して小波を連れ去ろうとする黒衣の医者ディオニュシウス。小波の意志を無視して及ぶその凶行に、九罰は反発する。一触即発の状況下、ついに黒医者に憑いた悪魔・ブエルがその本性を現しー!イヴの悪魔・アンドラスすら凌駕するブエル。治療の悪魔と炎の悪魔、二人の悪魔使いの譲れない戦いが始まる。
関連ラノベ
九罰の悪魔召喚術九罰の悪魔召喚術
極東で起こった『天草の乱』。天草四郎率いるキリシタンが幕府軍を倒し、巨大なカテドラルを建設、それまでの宗教観念を根底から覆した。その抵抗運動は『聖シロウの革命』と呼ばれ、当地はアジア最大の景教国家として栄えていった。そんな『日本』に住む、信仰心ゼロの少年・遠野九罰は、召喚した覚えのない美少女悪魔アイムに手を焼いていた。その様子を見た妹には微妙に嫉妬される毎日で、九罰には平穏なんて言葉は信じられなかった。ある日。街で悪魔が事件を起こした。九罰は、アイムの命を狙うエクソシスト・聖ルカと渋々犯人を探ることになる。ソロモン72柱の悪魔から、プロファイリングによって犯人を探るアイム。そこで判明したのは意外な事実で…!学園ゴシックストーリー開幕。 2009/05/10 発売