ご主人様は山猫姫12 帝国再興編
天下分け目の決戦を制した晴凛。ついに皇帝を奉じて、帝都へと凱旋するのだった。晴凛は筆頭執政官に、伏龍は政務総監に大抜擢され、これで一件落着!とはいかないのが、王宮の計り知れぬところ。海千山千の帝国官僚たちの利権争いに足を引っ張られ、今までの戦とは違う苦労に翻弄されてしまう。王宮政治のよどみを探る伏龍は、その病巣に行きつく。それは帝国に巣食う毒蜘蛛とも言うものでー。改革に時間が残されていないと痛感した伏龍は、ある決断をするのだが!?大人気シリーズ、クライマックスの第12弾。
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帝国軍をのけ、本当に北域に王国を作ってしまった晴凛たち。犂山の強い勧めもあって、晴凛は「北域王」を名乗ることになるのであった。引きこもりの放蕩息子が玉座につく、まさかの展開である。伏龍の宣伝工作もあり、「北域の独眼竜」の触れ込みの晴凛の許に続々と人が集まり始める。まずは国作りということで内政にいそしむ反乱軍の面々。ミーネとシャールがまた女の誇りを賭けて勝負するという、平和だが騒がしい日々を過ごす一方でー。南域でも北に呼応するかのように、怪しい動きが出始めるのであった。帝国はついに激動の時代に突入し!?大人気シリーズ、第7弾。 2011/04/10 発売
子作りの仕方をミーネに教えると安請け合いをしてしまったミリン。背に腹はかえられず、泥酔する光凛の下半身を頬を赤らめながらミリンが眺めていた頃。混沌とする帝国の情勢を探るため、伏龍はアイリーンとともに帝都に潜入していた。ツテ、金と使えるものは何でも使い伏龍は華麗に暗躍。さらには「北域国の力で南域の乱を討つ」という世論を作るべく、建白書まで書き始めるのだった。だが、それが思わぬ激震を帝国中央にもたらすことになり!?北域から、帝国中央へ。晴凛たちが始めた小さな国作りは、大きなうねりとなる。大人気シリーズ、第9弾。 2012/03/10 発売
北域行幸に仕掛けられた周到な罠。菰野一派は邪魔者である皇帝を排し、その罪を晴凛に着せようというのだ。だが、悪巧みに関しては天才的な伏龍が、その悪事に気付かぬはずがない。さらに裏をかく皇帝救出計画を立てるのだった。一介の青年が皇帝と対面を果たすというのは歴史的な出来事。ここで北域王と認められれば、天下の情勢は一変する。今滅びゆかんとしている帝国を救う千載一遇のチャンスなのだが、果たして間に合うか。かくして晴凛、シャール、そして勝手についてきたミーネたちが、帝国の悪党たちと対決することに!?大人気シリーズ、第10弾。 2012/08/10 発売
南域の反乱軍と晴凛率いる北域国軍がついに激突する。数では反乱軍に分があるものの、皇帝を擁することに成功した北域国軍と帝国軍の士気は高い。合戦のすう勢は予断を許さないものだった。軍師の知恵比べが戦況を左右する。片や型破りの破天荒な天才軍師、伏龍。片や帝都で英才としてならした天才軍師、崇鳳。二人の先の読み合いは熾烈を極める。激しく交わる軍旗をかすかに眺める帝都の民は、祈ることしかできなかった。帝都を目前とする反乱軍の兵は血気に逸り、その勢いは留まらない。文字通りの人海戦術に、晴凛やシャール、ミーネも、ある決意を固めるのだが。 2012/12/10 発売
筆頭政務官の泉野晴凛が王宮からさらわれる!美しい少女に成長したが中身はやんちゃなミーネは、シャールと共に、このはかりごとを決行したのだ。目的は晴凛と結婚するため!いよいよ、嫁と妻、どちらを選ぶかが決まる!!初夜を共にするのは、さぁどっち!?南域の乱の首謀者として、帝国が血眼になって捜す、仮面の軍師崇鳳。彼はしっかり生きていたームルトの従者となって。記憶喪失になった崇鳳はムルトをご主人様と勘違いし慕っていた。ムルトの故郷を取り戻すため、崇鳳は帝国を席捲した知略を振るい始めるのだが!?彼らのその後がわかる完結編!! 2014/04/10 発売