猟奇の贄 県警特殊情報管理室・桜庭有彩(1)
とある反社会的組織に対抗するために設立された特殊情報管理室。そこに配属された桜庭有彩には、人と人のつながりを糸という形で可視化できる特殊能力があった。
有彩は同僚である柿崎と共に、ある失踪事件を洗いなおすことになったのだが、それは大きな事件の一端でーー。
少年たちを狙った生首事件、宗教団体の信者による人肉食事件、そして謎の団体による拷問ショー。一見バラバラに起こっているように見えた数々の猟奇的な事件は、ある一人の女性につながっていく。
prologue
第一話 スマイルフェイスの男
第二話 カペナウムの會堂
第三話 アリアドネ受難