私の初恋相手がキスしてた3
「というわけで、海の腹違いの姉でーす」
女子高生をたぶらかす魔性の和服女、陸中チキはそう言ってのけた。
姉妹だと知っていてお金で買っていたんだろうし、海は受け入れてシスコンまっしぐらだし。
これは、手遅れの初恋の物語だ。私と水池海。この不確かな繋がりの中で、私にできることはなにかあるのだろうか。
淡く、もつれた三角関係ガールズストーリー、ついに完結。
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うちに居候をすることになったのは、隣のクラスの女子だった。ある日いきなり母親と二人で家にやってきて、考えてること分からんし、そのくせ顔はやたら良くてなんかこう…気に食わん。お互い不干渉で、とは思うけどさ。あんた、たまに夜どこに出かけてんの?お母さんとあたしは昔から家と住む人がころころ変わり、今度の家は同じ学校の子がいた。料理を作ってもらって、家事も分担して、夜に出かけるあたしを気にしてくれて。でも、夜どこいってんのって言われても、なんて言えばいいんだろう。知り合いに会ってるだけなんだけど。ある日突然同居することになった女子高生二人の、淡くてもろいストーリー。 2022/01/08 発売