友達の後ろで君とこっそり手を繋ぐ。誰にも言えない恋をする。2
純也、青嵐、新太郎の男三人は中学時代からの付き合い。高校に進学してからは、夜瑠と火乃子の女子二人が加わった。もうずっと昔からの馴染みのような温度感。そんな親友五人組の関係は、夏が過ぎた今でも何一つ変わってない。そう、少なくとも表面上は。純也と恋仲になることを望む夜瑠。そして夜瑠を魅力的に思いながらもその気持ちに応え切れない純也。そして火乃子までもが秘めていた気持ちを膨らませ、純也と距離を縮めようとする。季節は秋。文化祭に向けてそれぞれの活動を始める五人。そんな青春を過ごす中で、甘い毒はひっそりと進行していく。これは、秘密で後ろめたくて、誰にも言えない裏切りの物語。
関連ラノベ
「青春=彼女を作ること?青春ってなにも、それがすべてじゃないだろ」恋にトラウマを持つ高校生、古賀純也は恋愛よりも友達とわいわい騒いで友情を育むことこそが、青春だと思っていた。男女の親友五人組で綺麗な星空を見たり、ファミレスで朝まで駄弁っている今この時こそが、自分達の青春だと。-なのに、どうして俺達は相手が友達でも、恋をしてしまうんだろう。今までどおりの関係じゃいられなくなるかもしれないのに。グループ内の一人、成嶋夜瑠が隠していた本音を知ったことで、純也と彼女の間に共犯関係が生まれ、意図せずお互いの傷に触れていく。友情と恋心が交差する、まっすぐな気持ちと歪んだ想いをつづった青春恋愛劇。 2022/02/10 発売
バカばっかりやってきた、最高の親友。買い物、映画、カラオケ、ファミレス、ゲーセン……エトセトラ、エトセトラ。夏には山を越えてホタルを見に行き、秋には駅前でストリートライブもやった。--叶うことなら今と変わらない五人組のままでいたいと願っていた。それぞれが濁った感情を内に秘めたまま。輝かしい青春に浸るふりをしながら。 純也と秘密の恋愛関係を結んでしまった夜瑠。何も知らずに夜瑠に恋を伝えようとする新太郎。新太郎に協力するふりをしながら己の恋の成就をたくらむ火乃子。不穏な空気に孤独感を深める青嵐。そしてすべてが破局に向かおうとする中、ただ一人純也だけは元の関係に戻るために抗おうとしていた。 秘密の恋の物語、完結編。 2023/03/10 発売