どうも、前世で殺戮の魔道具を作っていた子爵令嬢です。2
「俺が君を見間違えるはずがない」
筆頭魔道具師としての前世の記憶を持つクロエは、親友の婚約破棄騒動をきっかけに命を狙われ隣国へ亡命中。
しかし、身を隠しながらも生活費を稼ぐために始めた薬屋が大人気に。新天地での生活に慣れ始めたのも束の間、再び王子一派の魔の手が忍び寄り、命が脅かされてしまう。
時を同じくして亡命先に王宮付き第一騎士団の副団長・オスカーがやってくる。彼はどうやら王宮の井戸水異物混入疑惑を解決するためにやってきたようだが、実は別の目的もあるらしくーー?
第一章
プロローグ 薬師ココ、いつも通りの朝を迎える
一.魔道具を改造する
二.思わぬ訪問者と王宮の水
三.風邪のち完成
四.突然のお別れ
第二章
プロローグ クロエ、親友と再会する
一.ソリティド公爵家にて
二.王宮での邂逅
三.葛藤と決断、そして告白
四.婚約披露パーティ
五.同じ風景
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子爵令嬢クロエには、前世で殺戮の魔道具を作っていた記憶がある。およそ千年後の平和な世に転生した彼女は決心した。「今世では、人々の生活を守る魔道具を作ろう」と。 そうして研究に没頭していたある日、卒業パーティの場で親友の婚約破棄騒動が勃発。しかも断罪内容は嘘まみれ。親友を救うため、クロエが真実を全て遠慮なくぶちまけた結果ーー命を狙われることになってしまい、大ピンチ! そんなクロエを救ってくれたのは、親友の兄であり騎士団副団長でもあるオスカーで? 《登場人物》 ■クロエ 国の筆頭魔道具師だった前世の記憶を持つ。 親友を助けた結果命の危険が迫ったため、オスカーの手引きによって隣国へ亡命することに。 ■オスカー 王宮付き第一騎士団の副団長。クロエの親友の兄でもある。 クロエを助けるため亡命の手配をしたが、クロエが王都を離れてしまうことに複雑な心境のようで? 第一章 プロローグ 子爵令嬢、婚約破棄現場に介入する 一. 婚約破棄介入に至るまで 二. 漂い始めた不穏な影 三. とんでもないえん罪と断罪劇 四. 子爵令嬢、外の世界へ旅立つことにする 第二章 プロローグ 不摂生な薬屋、いつも通りの朝を迎える 一. 不摂生な薬屋に至るまで 二. 薬師ココ、犬を拾う 三. 薬師ココ、街の秘密に迫る 四. 薬師ココ、手紙を書く 騎士たちの会話 2023/09/25 発売