プ-ルサイドでつかまえて(上)
夏休みまで、もうあとわずかの、日曜日。その日。あたし、工藤由香とサキは、朝からプールで遊んで一日を過ごしました。そうして、夕暮れが空のどこか、遠い遠い片隅のほうで、はじまりかける頃。プールサイドで手紙を書いていたあたしのところに、空から手紙が届きます。その手紙は空から降ってきます。それが-。今度の事件の、思いもかけない幕開けでした。
夏休みまで、もうあとわずかの、日曜日。その日。あたし、工藤由香とサキは、朝からプールで遊んで一日を過ごしました。そうして、夕暮れが空のどこか、遠い遠い片隅のほうで、はじまりかける頃。プールサイドで手紙を書いていたあたしのところに、空から手紙が届きます。その手紙は空から降ってきます。それが-。今度の事件の、思いもかけない幕開けでした。