ヨコハマ指輪物語(15)
睦美の指輪の行方を追い、チョコが訪れたのは、“狂花”と名乗る中国人の家であった。あやしいまでに美しく、花の咲き乱れる庭。そこで、彼が紹介してくれた娘の紅華。彼女の左手には、なんと、青く光る指輪が…。そう、あの、美鈴のクローンではないか。狂花氏とは、いったい何者なのか?そして、“魔女”の顕現が迫っているいま、チョコは指輪を手にすることができるのか…?時間はなかった。ヤマトの命と同様に…。
関連ラノベ
魔女がつくった学校、信じる?横浜の山の手の美しい高校、聖シルク学園に入学したわたし、北村千代子に、美しい指輪がとびこんできたの。マリンブルーの石にひかれてはめたら、うっ、指から抜けない!そしてその後、あやしい出来事がつぎからつぎにおこって…。不気味に変身するクラスメート、襲ってくる親友!あたしは、高島くんといっしょに、指輪と魔術で、100年の眠りから目ざめる妖魔と戦います。おねがい、助けて! 1988/04/01 発売
横浜の外人墓地でひとりの超美少女に出会ったときから、大きな“魔”が動きはじめる!邪悪な力にあやつられ、次々におそいかかる怪しい鳥の大群!わたし、指輪に選ばれた女の子、北村千代子は同級生のエディこと高島君とおシマに助けられ、百年の眠りからさめた妖魔と対決します。霊鳥カラドリウスとは何?そして聖シルク学園を破壊する者はだれ?ついに、左手の指輪が青白く光って、わたし、妖魔の前にひとりで行きます! 1989/01/01 発売
おっ、おそろしい!幻覚で油断させておいて忍びよるゼリー状の死鬼!妖魔はひそかに、よみがえりはじめた。妖魔を倒す青い指輪を持つたあたし、北村千代子は、同級生のエディこと高島光、有栖川志真と3人で必死の闘い!横浜を焼きつくそうとする火炎のアインをおさえたとおもったら、すぐ、植物を動かす緑の妖魔が出現。対決の場所は、妖魔が支配する緑の林のまん真中よ!もうだめ!と思ったとき、意外な救いの手が。 1989/08/05 発売
頭はライオン、尾の先が蛇、背中からは山羊の頭がにゅっとつき出ている化け物が恐ろしいうなり声をあげながら追いかけてくる。高島くん、助けて!エディ、助けて!あたし、妖魔を倒す青い指輪の持ち主北村千代子の見た夢が新しい妖魔事件のさきぶれだったなんて…。ある日、さそわれて行ったライブハウスで人気スターの鞍馬に襲われ、あやういところをミクモと名乗る謎の少女に救われるところから今回の物語が始まります。 1990/04/01 発売
夢の中に出てきた妖魔が、ついに現れた。耳をつんざく吠え声を発したかとおもうと、炎を吐いて鉄の扉を溶かし、跳びかかって人間をかみくだく。妖魔キマイラ!そのキマイラが、おシマのかわいがってる美少女のミクモにのりうつってたなんて!あたし、北村千代子と、おシマ(有栖川志真)、エディ(高島光)は、ミクモに、きびしく悲しい秘密があることを知り、キマイラを狂暴にさせた人間をつきとめます。応援してね。 1990/07/01 発売
横浜の地に百年前、妖魔を眠らせた黒田絹子があたし北村千代子の夢に現れて言ったの。“指輪は他にもあります。全部集めなさい”って…。そして今朝、そのことをエディ=高島くんに話そうと思ったとたん、倒れてしまうし、お嬢様学校の聖グレースから千葉登美子って子が転校して来る。何かが起こる。はたして、指輪について書かれた本を探しに桜木学園長の家の“蔵”に忍びこむと、夜の闇の中で水魔ブロケルが私を待っていた。 1990/11/01 発売
第二の指輪のかくし場所がわかった。有名な建物の上よ!わたしチョコとエディ、おシマの三人が真夜中にかけつけると、そこには、指輪を横取りしようと待ちうける、水魔ブロケルと水ドラゴンが。しかも、炎の妖魔アインの乗り移った桜木大和までが現れた。第二の指輪を手に入れれば、妖魔をおさえる力が強力なものになるけど、妖魔に奪われたら、もう、あたしたちの力では、妖魔を倒せない。指輪よ、あたしを助けて。 1991/02/01 発売
北海道で獣医の勉強をしている、あたしのご自慢のお兄ちゃんが、とつぜん帰ってきた。その直後から、異様な出来事が起こりはじめる。ある朝、姿を消したお兄ちゃんを探していると、たちこめた霧の中に石になった女の人を発見。さらに、車の中で石化している人も。そして、まわりに漂う“魔”の空気。けど、強い妖気のむことには、お兄ちゃんと一頭の犬…。新しい妖魔はどこに?そして、妖魔をあやつる者は、いったい誰なの? 1991/09/01 発売
美しく、きれいになりたい-。そんな少女たちの願いをかなえてくれるはずの、エステティックサロン“チャイナ・ビューティー”。ところが、そこへ通う少女たちの様子がおかしい。微かに感じる妖魔の気…。女実業家、朱美鈴の企らみとは、いったい何なのか?そしてヤマトまでが、少女たちをどうしようというのか。あたしは、エディたちとともに、敵地“チャイナ・ビューティー”へと乗り込んだ…。 1992/10/01 発売
聖シルク学園は、朱一族のものとなった。そこでチョコたちを待ち受けていたものは、“転入生”として各クラスに配置された朱の手先と、相次ぐ災難…。一族の復讐は、まだ終わっていなかったのだ。そして第四の指輪を手にするのは、チョコたちなのか、それとも…。すべては、運命の日“聖シルク学園祭”にあった。学園祭のメイン・イベント。『ミス山手コンテスト』で何かが起きる。 1993/04/05 発売
横浜港から出航した豪華客船、セント・ヴァレンタイン号が妖魔に襲われた。エドワードの血をひく光を捕え、生け贄とするために…。高島家の特性を、すべて備えて生まれたとはいえ、わずか五歳の光に、どうやって妖魔が倒せようか…。魔道士・光の誕生から、チョコたちとの出会いまで、“神秘のベール”に包まれていた、エディの過去の物語が、今ここに明かされる。 1993/07/05 発売
チョコの兄・圭樹が、バイオテクノロジーの研究所をもつ『朱文亀記念病院』を見学するために、留学生の金麗を連れて横浜へ帰ってきた。しかし、そこは朱一族がらみの病院。監禁されているヤマトを救出し、兄の身を守ろうと潜入したチョコたちは、人造人間をつくりだす実験を目撃してしまう。さらに、金麗と、第三の指輪を持つ睦美に似た女性が、壁の中へ消えていく…。朱一族との戦いが、ふたたび始まった。 1993/08/05 発売
“悪”の黒田絹子が乗り移った、クローン美鈴を倒すには、もう一人の指輪の乙女を捜し出す以外になかった。佐竹麻由-彼女の、包帯に隠された左手には、もしかしたら…。果たして、四番めの指輪の乙女なのか。絹子が、文豹が、指輪を狙っている。チョコ、早く指輪を手にしないと、あたしたちのヨコハマが危ない。ついに、指輪の封印は解かれた…。 1994/07/05 発売