トリニティ 〜名も無き者への讃歌〜 欧州妖異譚8
ローマ郊外の地下遺跡発掘現場で発見された鉛の板。その板に刻まれた文字を読んでから、ダルトンの友人・アンソニーは心身を病んでしまう。アンソニーは鉛の板に刻まれた呪詛によって呪われたというのだが……。ダルトンに頼まれたユウリは、アシュレイの知識を頼り、三人はローマを訪れるのだった。
ダルトンの友人を助けたいーー。
ローマ地下遺跡に秘められた謎とは?
ローマ郊外の地下遺跡調査現場で発掘された鉛の板。そこに刻まれた文字を読んでから、ダルトンの旧友・アンソニーは原因不明の不調で心身を病み「自分は呪われた」と繰り返し訴えるのだった……。
一方、時を同じくして聖天使城(サンタンジェロ)からイタリア人女性も姿を消した。ふたつの事件に、関連はあるのか?
ユウリは、密儀宗教などに詳しいアシュレイを頼り、ダルトンを含む三人でローマへと向かうのだった。
序章
第一章 予定不調和
第二章 思いがけない凶報
第三章 いにしえの都、ローマ
第四章 夜の女王
終章
あとがき