王女ベリータ〜カスティーリアの薔薇〜(下)
ベリータは、現国王妃ファナに拉致されそうになった。自分の娘にカスティーリアの王位を継がせるため、無理矢理にでもポルトガルへ嫁がせようというのだ。間一髪でアロンソに救出されたベリータは、束の間の安息を得るため、仲間と共にコルドバに身を寄せる。起死回生の一手として、条件つきで隣国アラゴンの王子との婚姻を提案するベリータだが、心はアロンソへの想いに揺れていた。歴史ロマンの傑作、完結編!
関連ラノベ
王女ベリータ〜カスティーリアの薔薇〜(上)王女ベリータ〜カスティーリアの薔薇〜(上)
カスティーリア王だった父亡きあと、母と二人、修道院に幽閉された王女ベリータ。その母とも引き裂かれ、孤独の中、誰も信じられずにいた。ある日、彼女のもとに現れた二人の騎士によって、外の世界に連れ出されたベリータ。彼らは、敵? それとも味方? その日からベリータの運命は、大きく動きはじめるのだった……。 幽閉された王女が、檻の外へーー。 その時、運命の輪が回り始めた! カスティーリア王だった父の死後、幼い弟と別れ、母と二人、修道院に幽閉された王女ベリータ。その後、母とも引き裂かれ、孤独のなか誰も信じられずにいた。 16歳になったある日、ベリータは王宮からの使いだという男たちに外の世界へ連れ出される。訪れた館で彼女が再会したのは、死の床にある弟だった。 その日からベリータの運命は一変する……。王位継承を巡る策謀。そしてアロンソへの恋心の行方は? 王女ベリータ 〜カスティーリアの薔薇〜(上) あとがき 2013/10/03 発売