精霊の乙女 ルベト ラ・アヴィアータ、東へ
遊牧生活を送るテン族の娘・ルベト。その日は地霊祭で彼女の誕生日。十六歳で成人し、祭りの巫女を務める大切な日だった。しかし大巫女である母に叱責され、村を飛び出してしまう。彼女を迎えに来たのは、金髪に金色の瞳をした美しい青年・ニグレトだった。将来の約束を交わす二人。だが村は焼き討ちに遭い、ニグレトは「麒麟の現人神」として連れ去られる。ルベトは、恋人を救うため旅立つ。WH新人賞受賞作!
遊牧生活を送るテン族の娘・ルベト。その日は地霊祭で彼女の誕生日。十六歳で成人し、祭りの巫女を務める大切な日だった。しかし大巫女である母に叱責され、村を飛び出してしまう。彼女を迎えに来たのは、金髪に金色の瞳をした美しい青年・ニグレトだった。将来の約束を交わす二人。だが村は焼き討ちに遭い、ニグレトは「麒麟の現人神」として連れ去られる。ルベトは、恋人を救うため旅立つ。WH新人賞受賞作!