幼い女神はかく語りき2
時は古代、空白の四世紀ー未だ神話が綴られる神秘と幻想の時代。真人と常夜が誓いを交わしたあの激戦から一月後。まつろわされたクラカヒメこと少女アスラウグと“鬼”の姫マウラに振り回される真人の元に、奇妙な狐耳の女神アメノウズメが現れる。彼女はある荒神霊に狙われた神倉の都を援けて欲しいと真人に懇願するがー「-で。その話、どこからどこまでが嘘なんだ?」これは嘘と真実、誓いと許しの話。後世に生きる人々が果たすべき約束、そしてとある女神が叫んだ初恋の“歴史”-!過去と現在が交錯する新たなる創世ファンタジー、待望の第二弾!