クリスタニア 傭兵伝説序章
ながらく対立していた暗黒の民と神獣の民という二大勢力が同盟を結び、ベルディア地方には新たな王国が誕生していた。が、大陸の完全支配を目論む猛虎の民の活動は、その孤立化によりむしろ激化していた。クリスタニアの自衛のために結成された傭兵組織「獣の牙」。猛虎の民との戦闘が続くここベルディアに新設された砦にも、クリスタニア全土からさまざまな部族の戦士たちが集結しつつあった。砦の若き団長・リュース率いる傭兵たちが、幾多の戦いの中で見い出していくそれぞれの、そしてクリスタニアの未来とは?新たなる壮大なストーリーの幕開けを感じさせる、珠玉の短編集。