転生魔術師の英雄譚 2
貴族の末っ子ヴィレム・シャレットは、古代の大魔術師レムの記憶を引き継ぎ、その才能を生かして魔術師として研鑽を積んでいた。ある日、領主である父から騎士に叙任され、都市を治めることとなった。やがてヴィレムはシャレット領を長年荒らしてきた顔割れ族を打ち倒し、暗躍していた魔術師の陰謀を打ち砕くことに成功する。その後も騎士として順調に活動するのだが、彼が治める都市の北のルーデンス領では争いが絶えず起こっており、難民を巡ってその領との問題が激化しつつあった。そんな中、ヴィレムは父からの要請を受けて、ドラゴンに襲われた都市に向かうことになるのだがー。
関連ラノベ
貴族の末っ子ヴィレムは、古代の大魔術師レムの記憶を引き継ぎ、その才能を生かし魔術師として研鑽を積んでいた。ルーデンス領を巡る動乱を収めて領主となった彼は、さらなる発展を目指して、北のアバネシー領との交易を進めていく。発展の兆しが見えてきた折、ルーデンス領における怪しげな薬の話が話題に上り始める。何者かの暗躍の気配が匂う中、ヴィレムは新たな諸侯として王に謁見するように命令を受け、王都で渦巻く利権争いに巻き込まれていく。領民の平和を守るべく、ヴィレムの領主としての戦いが始まったー。 2017/06/30 発売
ルーデンス領の領主となったヴィレム・シャレットは、領内のみならず、諸外国との対応を迫られていた。暗躍し続けてきた敵の魔術師は、直接的に攻撃してくるだけでなく、隣国デュフォー帝国との関係でも影を見せるようになってきている。一方で、黒幕は一向に姿を見せなかった。なかなか尻尾を掴ませない相手に翻弄されるヴィレム。そんなある時、帝国と交戦中である南方の土地に、敵の魔術師の姿が見られたという連絡が入る。翻弄される一方のヴィレムにとって先手を打つことができる好機。今度こそ尻尾を掴んでみせるとヴィレムは密偵を送り出すのだがー。 2017/11/30 発売
ノールズ王国とデュフォー帝国を巡る戦争が勃発する中、長年、暗躍し続けてきた敵がいよいよ姿を現した。宿敵、アスター・デュフォーによる宣戦布告を受ける形になったヴィレムは、対抗すべく兵を挙げることになる。ヴィレムは魔術師団の仲間とともに、聖域を背後に布陣するアスターの兵と対峙する。聖域が未来になにをもたらすのか、戦いの行く末にかかっていた。小競り合いや互いに牽制し合う焦れったい状況が続き、誰もが慎重になり迂闊に動けなくなっていく。そんな中、ヴィレムはとある作戦を計画し始めるのだがー。 2018/04/28 発売
ヴィレムは宿敵アスターを打ち破り、長きにわたる因縁に幕を下ろした。しかし、聖域を巡る争いはまだ終わってはいない。北からは異民族が、南からはオーレムが率いるオーデン王国の兵たちが迫ってきており、魔術師団は挟み撃ちに合っていた。連戦により消耗した魔術師団は、オーレムの大規模魔術に苦戦を強いられてしまう。それでも夢と仲間のために倒れるわけにはいかないヴィレムは、機転を利かせて異民族とオーレムの兵をぶつけることに成功し、西へ一時撤退して態勢を整え直す。そしてヴィレムたちは改めて思いを一つにして、最後の決戦に向け、立ち上がるのだった。 2018/07/31 発売