アンリミテッド・レベル 3
ドラゴン討伐を終えた日下部虎次。新たに仲間になった円花と共に、オーガス勇国の中心地レメアルへ上陸する。到着後、手分けして図書館での調査と、街中での調査班に分かれる。普段は冷静沈着な円花だったが、蔵書の山を見ると目の色が変わる。あまりの変貌ぶりに驚きと呆れを抑えきれない虎次と莉依。円花の新たな一面を発見しつつも、調査は遅々として進まない。知ったのは、八重樫愛果が城内に連れて行かれたらしいこと、そして図書館の重要図書に転移に関する書籍があるかもしれないことだった。そんな中、レメアルのオーガス城で、勇王ロメルの演説が始まる。それはオーガス全域において催される勇王祭の開催演説だった。虎次達には関係のないことだった、その時までは。勇王ロメルの横には、ある日本人が立っていたのだーーー。
関連ラノベ
アンリミテッド・レベル 1アンリミテッド・レベル 1
高校二年生の日下部虎次が乗っていた飛行機は、不幸にも墜落してしまう。目を覚ますと、生存者は既に脱出したようで、一人取り残されていた。重い体を引きずり外に出た虎次は、運良く事故から生き延びたのに、崩れてきた飛行機の羽に潰されて死んでしまうーーかに思えた。虎次は機内で目を覚ます。それは死して生き返る能力、リスポーンによるものだった。非現実的な状況に混乱しながらも再び外に出るが、今度は異形の存在、魔物に殺されてしまう。またも機内で生き返った虎次は、ここが異世界であり、自分に異能が目覚めたことを理解した。危険な目にあいながらも、虎次は近くの村を目指す。しかし、飛行機で隣の席だった遠坂莉依と、もう一人の少女が魔物に追われているところに遭遇してしまう。虎次には戦う力はない。だが死なない能力はある。時間稼ぎならばできるはずだと信じ、少女達を助けるために戦いに足を踏み入れていく。 2019/03/30 発売