異世界チート魔術師 12
水の精霊ウンディーネと契約し、リヴァイアサンとティアマトの争いを鎮めた太一。ウンディーネは願いを聞いてくれたお礼として、好きな報酬を与えたいと告げる。その申し出に、太一との実力差に悩んでいた凛は、自身の力の底上げができないかと問う。後日、再び海底神殿に訪れた凛、ミューラ、レミーアの三人は、ウンディーネの修行を受けることになるのだが、その方法はーー「皆さんも、精霊と契約をするのです」。とはいえ、誰もが契約できるのであれば太一は特別視されていないのだが、ウンディーネは凛たちには精霊と契約できる可能性があると言う。凛たちはこの難題を突破し、限界を超えることはできるのかーー。
関連ラノベ
奇跡的に得た精霊の力で太一は北の森で襲ってきた強敵を退けた。レミーアの教えを受け、太一はついにユニークマジシャンとしての力を知ることとなった。街に戻った太一は、かつて襲撃を受けて逆に捕縛した暗殺者と共にアズパイアの内部を調査する。やがて、街中にとんでもない化け物がいるという情報を得る。一方、街のインフレなどを解決しようと動いていた凛とミューラは、何者かにつけられ、街中での戦闘の結果、ミューラを連れ去られてしまう。街の内部の脅威を取り払おうとする太一。連れ去られたミューラを奪還せんと動く。太一、凛、ミューラの三人は、この危機を乗り切れるのか!? 2014/09/29 発売
太一は内乱を止めるために呼ばれた王都ウェネーフィクスにて、貴族軍からの攻撃を退け、カシムとの因縁に決着をつけた。貴族軍との前哨戦で太一たちが挙げた戦果は大きく、貴族軍は打って出ざるを得ない状況まで追い込まれていた。貴族たちの動きから、前哨戦の翌々日には最後の戦が始まると告げられる。その一方で、不穏な影がうごめていることに、王国軍も、貴族軍でさえも気付いていない。不確定要素が紛れ込んだまま、ついに始まる最終決戦。軍同士の熾烈な争いが一進一退の攻防を続ける中、太一は一人、与えられた役目を果たすために大空に躍り出るのだがー。 2016/05/30 発売
エリステイン魔法王国の国王と王弟が争った内乱から三か月が過ぎた。太一たちは、冒険者らしい日々を送っていた。盗賊退治、魔物の討伐、そして旅。太一たちは観光目的でガルゲン帝国を目指して発った。途中で立ち寄ったエリステイン第二の都市シーヤックで出会った宿屋を経営する夫妻は、とある商人から嫌がらせを受けているという。夫妻の人柄に惚れ込んだ太一たちは夫妻を助けることにしたのだがー。 2017/06/30 発売
観光目的で入国したガルゲン帝国。目指すは帝都ガルゲニア。旅路の最後の休息地として立ち寄ったファムテームで、太一たちは四人のエルフに出会う。エルフたちは、この地で頻発する地震を止めるためにやってきて、太一たちにその手助けをしてほしいと依頼をしてきた。地震の原因は、なんと……。 2017/12/28 発売
精霊の暴走を止め、過去の因縁を断ち切った太一たち。これで一件落着かと思いきや、仲間となった四人のエルフは、太一たちをエルフの里へ招待したいと申し出た。その理由は、ミューラが、エルフの巫女の後継者であるという。こじれることが多い後継者問題を先延ばしにしたくないミューラは、その要請を受けることにした。大海のど真ん中にある、陸地から隔離された島。世界樹が見下ろすエルフの里は、太一と凛にとっては物語の中に入ったよう。久々に師匠とも再会し、二重の感動も束の間、ミューラの母親に「巫女を継がなくてもいい」と言われる。巫女を継ぐべきと主張する伝統主義派、巫女を継がなくてもいいとする革新派の争い。人知れず静かにうごめく影。世界樹の思惑。ミューラは巫女を継ぐのか。 2018/05/31 発売
ガルゲン帝国に入国し、帝都へ向かおうとしていた太一、凛、ミューラ、レミーアの四人は、突如現れた皇帝の使いに導かれ、皇帝メルキドラと面会する。そこでメルキドラが直々に持ち掛けてきたのは、帝国立騎士養成学院での生徒の護衛と潜入調査の依頼だった。なんでもアクト・バスベルという生徒が狙われており、その企みを阻止してほしいとのこと。四人はエリステイン魔法王国からの特別留学生として通うことになり、太一と凛は久しぶりに学生生活を送ることになった。一行は圧倒的な力を見せつけて学院の生徒たちを牽制し、真相を探っていく。アクトが狙われる理由とは、そして学院に潜む闇の正体とはーー。 2019/03/30 発売
太一達の訓練によってアクトは劇的に成長し、学園内でも侮られないだけの実力を身に着けた。太一達が一時的に通っている帝国立騎士養成学院では、学年対抗戦が行われる予定になっていた。太一、凛、ミューラの三人は勿論、パワーアップしたアクトも試合で大活躍していき、四人は生徒に圧倒的な力を見せつけていく。試合は順調に進んでいくと思われたが、しかし、突如として会場に謎のテロリスト団体が乱入してきてしまう。何故学園の生徒たちが狙われるのか。そして、黒幕は誰なのか。怪しい影を追っていった太一は、そこで衝撃的な存在と相対することになりーー。 2019/06/28 発売
闇の精霊シェイドに衝撃的な話を聞かされた太一は、残りのエレメンタルとの契約を進めようと決める。そんな折、シルフィとミィから「水の大精霊ウンディーネがSOSを出している」と聞かされ、一行は北の国・シカトリス皇国へと向かう。皇国に到着して宿をとった直後、空気を震わす凄まじい轟音と、衝撃が走る。すぐに現場に向かった太一が見たのは、三つ首の竜と、長大な蛇のような竜が、魔力の波動を輝かせて激しくぶつかり合う光景だった。街への被害を食い止めた太一は、報告のために国王イルージアと面会する。そこでイルージアが太一に告げたのは、暴れる竜を鎮めてほしいという依頼だった。 2019/09/28 発売
かつての敵・アルガティの勧めでセルティアに行くことになった太一たち。情報収集に動き出した太一たちは、シェイドの手によって直接セルティアに乗り込み、侵略阻止の攪乱工作に協力することになる。世界樹ユグドラシルから世界を渡りセルティアに辿り着くと、そこには衝撃の光景が広がっていた。赤茶けた地面に、オレンジ色と紫色がマーブル模様に混じった空。アルティアとは全く違う世界だった。太一たちはセルティアへ拠点を構築する作戦を遂行する人たちを手助けしながら、行動を開始する。一方、強力な魔物が跋扈する生態系の調査に向かうことになるのだが……。異世界から更なる異世界に向かった太一たちを待ち受けるものとは、一体? 2020/09/30 発売
セルティアからアルティアに帰還した太一たちは、久しぶりにエリステイン魔法王国の地を踏んだ。セルティアの精霊から聞いた、想いがねじ曲げられているという言葉。これを解決するには、やはりセルティアとの因縁にけりをつけるしかない。そのためには、まず太一の戦力アップのためにサラマンダーとの契約は必須。シャルロットの伝手を頼ってクエルタ聖教国に赴くことにしたのだった。Aランク冒険者の箔が必要であり、太一、凛、ミューラは無事ランクアップを果たしてクエルタ聖教国への入国を果たす。そして、クエルタ聖教国内のイフリートがいるドナゴ火山の麓、衛星都市パリストールで再会したのは、カシムとグラミ、そしてロドラ。彼らからパリストールには罠があると聞かされるのだがーーー。 2021/02/27 発売
太一たちはさらなる戦力アップのためにクエルタ聖教国を訪れる。太一はサラマンダーと契約するためにドナゴ火山へ向かった。一方、衛星都市パリストールでは紫色のドームに包まれ、魔物の襲撃が始まってしまう。太一不在の中、凛、ミューラ、レミーアの三人はカシムたちの協力もあって無事に解決する。だが、その直後、聖都ギルグラッドもまた同じ紫色のドームに包まれてしまう事件が起きる。太一がいまだ戻らぬ中、凛たちエリステイン魔法王国の一行は、休む間もなく聖都に数時間かけて向かう。しかしギルグラッドでは何も起きていなかった。不気味な静けさと異様な雰囲気の中で、凛たちは……。 2021/10/29 発売
無事にサラマンダーと契約し、さらにクエルタ聖教国での事件を無事に解決することができた太一たち。エリステイン魔法王国に帰国した彼らを迎えた、国王ジルマールは、すぐさま出立してほしいと要請する。行く先は「トウの国」。なんとそこは、まるで日本をほうふつとさせる異国の地だった。侍の国であり、ただの一国民も精強な者が多いという。取って返すことを詫びるジルマールからの依頼は、トウの国の混乱を鎮めてほしい、ということなのだがーーー。 2024/01/31 発売