ポーション、わが身を助ける 8
ドラゴンが突如出現して騒然とする王都。討伐のため、ドラゴンハンターの一員としてカエデに与えられた仕事は倉庫でのハイポーションの生成だった。しかし、カエデは安全な王都ではなく、カルデノと共に魔物が徘徊する王都の外の補給所へ向かうことになった。防御は万全と思えた補給所であったが、巨大なトカゲが侵入して、立ち向かったカルデノは片腕をトカゲに噛みちぎられてしまう。カエデは、彼女を助けるために『妖精の水』と『天龍草』を手に入れ、マキシマムポーションを作って失った腕を再生させることに成功する。それを見たアスルは同じように手足を失う大怪我をしたアイスのために立ち上がるのだが…。
関連ラノベ
バロウの手がかりを求め、ロレンツィを訪ねてシッカへ向かったカエデとカルデノ。だが、ロレンツィにバロウの心当たりはなかった。気落ちするカエデだったが、偶然訪ねてきた兄弟弟子リタチスタにより、バロウの情報を得る。リタチスタに協力してもらいながら手がかりを調べたが、バロウの姿はなかった。バロウが残した覚え書きにリタチスタは疑問を持った。リタチスタが知るバロウの研究と覚え書きの内容に差異があったのだ。一方でカエデ達はカフカへ。だが、国を渡るためには自分の魔力を使った旅券が必要だった。カエデに魔力は存在しない。旅券を手に入れるための条件とは…!? 2017/08/31 発売
パロウの正体を探るため、旅に出ることにしたカエデ達は、途中、カルデノの故郷に立ち寄ることになった。そこでカエデは、かつてカルデノが奴隷として売られた理由を知る。亡くなってしまった育ての親との思い出や、自分を売った相手と向き合ったカルデノは過去と決別し、本来の目的であったバロウ探しに戻ることになる。そこで、カルデノの知り合いだというガジルの案内もあり、ついにバロウが住むという家にたどり着くのだがー。 2019/02/28 発売
自分を異世界に呼び寄せたバロウを見つけることができたカエデ。無事に元の世界に帰れるようにバロウと約束を取り付ける。転移の魔法には大量の晶石が必要というバロウの言葉に従い、カエデ達が旅先で買い付けて帰ってくると、今度は紙が欲しいと言われてまたも旅に出ることになった。バロウが自分を遠ざけようとしているのではないかと疑いつつも、魔法の完成のために従うしかないカエデ達は、リアルールという大きな街へと向かう。そこで偶然にもリタチスタと再会し、一緒にバロウのもとへ戻るのだが、二人にはなにやら因縁があるようでー。 2020/04/27 発売
カエデは元の世界に戻るために必要な黒鉱に似た性質を持つ代替品が見つからずに行き詰まっていた。そんな中、リタチスタが「心当たりのある魔族の角で合成石を作れば望みがあるのではないか」と提案する。魔族領に行くことにバロウは反対するがなんとか説得し、皆で魔族領に向かう。魔族の少女が住む屋敷に足を踏み入れると、そこで手に入れた魔族の角がリタチスタの物であり、リタチスタが実は魔族であったこと、そして屋敷の少女は妹をかたどったゴーレムであることなど、衝撃の真実が明らかになる。なぜ魔族領を出たのか、なぜアルベルムの弟子になることを決めたのか、過去を明かすのだがー。 2021/04/30 発売
目的は、盗まれた異世界間転移魔法の設計書を取り戻すことと、後藤の仮の体として使うために等身大の人形を手に入れること。急いでメナエベットへと飛んだカエデたちだが、人形の街と呼ばれるベイスクイットで目当ての人形を見つけるも盗まれてしまい、人形を追ってトタリティへと移動する。トタリティは、盗まれた設計書が持ち去られた場所としてリタチスタが目星をつけていた街であった。しかしリタチスタは設計書が隠匿解除のために別の街へも回されていることを知って危機感を覚え、別行動をしているバロウたちにもそれを知らせるようにカエデに頼んだのだがーー。 2023/09/29 発売
転移魔法により妖精たちが隠れ住む島へやって来てしまったカエデたち。そこに住む「白い妖精」シロネリは、妖精をさらう目的で島に侵入した男を捕らえたが、妖精の一人が姿を消したことで、カエデとカルデノは侵入者の仲間だと疑われる。そんな中カスミまでもがいなくなってしまうが、島の妖精たちと共に捜索を開始し、侵入者と戦ってカスミたちを助け出すことに成功する。戦いにより、仲間を失うなど小さくない被害を受けた妖精の島だったが、なんとか島の平和を取り戻すことができた。疑いの晴れたカエデたちは侵入者が使った舟に乗り、妖精たちに見送られて島を後にした。 2024/09/30 発売