海に眠る
源頼朝の長女・大姫の“お婿さま”として鎌倉へやってきた木曽義仲の嫡男・義高。だがその実態は“人質”。そして父・義仲の反乱で義高の立場は一層危ういものとなった。「俺は、死んだら海に還るよ。鎌倉で死んでもどこで死んでも、必ずこの海に還る」大姫を腕に抱きながら、そう語る義高。その揺れる心を大姫も胸いっぱい感じとっていた…。涙と感動の歴史悲恋ものがたり。
源頼朝の長女・大姫の“お婿さま”として鎌倉へやってきた木曽義仲の嫡男・義高。だがその実態は“人質”。そして父・義仲の反乱で義高の立場は一層危ういものとなった。「俺は、死んだら海に還るよ。鎌倉で死んでもどこで死んでも、必ずこの海に還る」大姫を腕に抱きながら、そう語る義高。その揺れる心を大姫も胸いっぱい感じとっていた…。涙と感動の歴史悲恋ものがたり。