紅 ?ギロチン?
駆け出しの揉め事処理屋、紅真九郎にかかってきた一通の電話。それは、商売敵である悪宇商会からの勧誘だった。一度は応じた真九郎だが、最終課題に出されたのは、なんと暗殺計画への参加。標的となるのは、一人の病弱な少女。真九郎は当然のごとく拒否し、交渉は決裂。そして暗殺阻止へと動き出す。しかし、踏み込んだ闇はあまりに深かった。立ち塞がる悪宇商会の殺し屋・斬島切彦。裏十三家の一つ“斬島”で殺し屋稼業を継いだ人物。その恐るべき刃は、真九郎と紫の仲までも引き裂き、さらなる窮地へと追い詰める。そして少女の背負っている運命は、真九郎の過去に繋がっていて…。