ラノベむすび | キリス=キリン(2)

キリス=キリン(2)

キリス=キリン(2)

「僕はこの世界の力だ」僕は囁いた。「許してください。三女神よ。でも、服従することで全てが滅びるという時に、どうして従えるものでしょう。許してください。母神イーよ。もしも、僕のすることが間違っているというならば。イーロンが来ないなら、僕が行きます」青の女王に対する北域の民の不満は日に日に高まり、森の王キリス=キリンは、ついに叛乱の狼煙をあげることに!一方、三女神の下で魔術を学ぶ少年ジェセックスは、誓約により魔術を行使することを禁じられ、戦渦が広がる中、無力な自分へのいらだちを抱えていた。残された希望は、王を救うと預言された魔術師イーロンの到来のみ。長い間封じられたアーセンの森を出軍する王に、女王は切り札である白の魔術師を投入し、攻撃を仕掛けてきた-。

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